コラム・百姓から見た世のつれづれ

白と黒の間 カット野菜とカップ麺から見る有機野菜の需要 雪溶けない

今日の写真 小かぶと黒丸大根 先週一個ずつ合わせて出荷いたしました 白と黒 せちがらいこの世の中 はっきりとその境を見定めることは至難の業ではありますが 農業の世界においては 割と明確です 野菜ができれば正解 専業農家として食べていければ正解 アマチュアはプロセスを楽しんでもいいとは思いますが プロは結果がすべて・・・成績が悪ければ この業界から戦力外を申し渡されるわけです てことで ネットで見つけた記事でこの冬にプロ野球から戦力外の通告を受けた選手の言葉・・・・(試合に使え と 不満を漏らすほど 試合に使われなくなった 試合に出れないことを受け入れて サポートに徹していたら 徐々に試合に使われるようになった・・・) 思い言葉だ 野菜を買え と 消費者に不満を漏らすほど 買ってもらえなくなった サポートに徹していたら 徐々に野菜を買ってもらえるようになった・・・・僕の立場からすれば こうなるだろうか? 消費者のサポートとは? なんでしょうか?農業者にとっては サポートして欲しい 買い支えていただきたい と願うと思いますが 消費者の何をどう サポートすれば良いのでしょうか・・・・

同じくネットの記事 カット野菜の需要が伸びているそうな・・・コンビニなどでもよく最近見かけますね そして スーパーでも・・・1袋 100円前後できれいにカットされた複数の野菜が入っていて 買ってきて 袋を開けるだけで食べられます そして もうひとつ 袋のインスタントの乾麺が売れないそうな そう 最初からカップに入ったカップラーメンのほうが売れているそうな お湯を注ぐだけで食べられる こちらを消費者が支持しているというわけですな 野菜をカットして売るのは 加工品 となって もちろん 施設が必要となります そして 品質管理の問題も発生します 昨今は O-157の問題もあり 衛生面では特に気をつけねばなりません 個人の農家ではハードルが高すぎます なので 原材料供給としての生鮮野菜 という 下請けにならざるを得ない・・・・このままいくと そうなるのかもしれません インスタントラーメンを袋から出して 調理することすら 面倒だという消費者がどのようにして 丸まるの有機野菜を買っていただけるのか そうした調理を面倒だとする消費者に対して どのような形で 有機農家がサポートが可能なのか・・・・自分にできることはいったい何なのだろう? 夜中に忍び込んで耳元で (おー いえーかもんべいべー! オーガニックベイベー!アイウオンチュー アイラブユー!)と ささやき掛けることでしょうか? (いやまじで 布教より洗脳のほうが早くねーか?)・・・失礼しました 夜中に人の家入ったらだめです・・・・

まだまだ畑の雪が全然溶けません・・・うう これでしばらくじゃがいもできません(泣く) すでに2週間遅れておりましてね どうなるんでしょうか・・・今年 53歳ですが 人生において 何を失い 何を得て 何が遅れているんでしょうか? 結局最後までわからずに いつか 死を迎えることでしょう・・・合掌

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