有機農業

大地の眠り

d1fd963a.今日の写真 金時人参 今年は発芽が悪く ほんの少し取れただけで終わってしまった 今日の出荷一回のみ 地元の種屋さんでは ここらじゃあ 金時はできねえよー と言っていたけど やはり できにくいのかもしれない 

朝 畑に行くと 水っぽいものは全て凍りつき 育苗用のバスタブに張っている氷は かなりの厚さ 昨夜の冷え込みは かなりの厳しさ たぶん マイナスは確実に行っている 
 朝飯のパンをかじりながら 畑の様子を見てまわると なにやら 全てが しん として止まっているような感じ つま先がしびれる中 立ち止まり 気配を探ると 山や大地が すべての生命活動を一旦 休んで 深い眠りに入ってるかのよう 畑の土も 止まってしまっている バイオダイナミック農法では この冬の間に 牛の角に牛糞を詰めて それを大地の中に 寝かせる そして 春になって取り出し それを 水に溶いてかき混ぜて 畑に撒く その一冬寝かせた 牛糞は 冬の間のエネルギーをまんべんなく とりこむそうだ 
 春が近づくにつれ ゆっくりと 鎌首をもたげるように 大地が眠りからさめるのはまだ先のことになりそうだ 

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