さて　今日も寒い　５月も半ばというのにこの寒さ　きれいに洗濯してしまいこんだフリースやら畑用防寒着を引っぱり出してはおる　ハウスも当然締め切ったままだ　でもって　朝から苗を植えまくりの種まきまくり　なす・ピーマンを植え付ける　ようやく半分植えた　この寒さなので　一部トンネルをかけて保温に努める　早くでかくなって欲しいと祈りをこめる　やーこんも植えて　葉物の種まき　もう葉物はあと一本種まきしたら終わり　１月から数えて　計１１本のベッド　いやあよく種播いたなと思う　すぐとうが立って大きくなって　出荷できなかったのもかなりある　てことで　相変わらず仕事に追われるが　その１つの理由が　昨日は　山梨までネイティブ・アメリカンの儀式　スウェット・ロッジをやりに出かけたこと・・・

　ここのところ　トラクターが壊れてしまったり　ハウス予定の畑がなくなったり　軽トラも故障がちだったり　バイトにも追われ　そんなこんなでけっこう参っていた　ブログの更新も今ひとつだったのもそんなことから・・・　てことで　こんなときは　お酒もタバコも博打もやらない僕には　スウェットしかないだろうということで　朝４時に起きて　野菜を収穫して荷台に積み込み　一路高速へ乗る　それが今日の写真　これはティピといって　ネイティブの人たちの移動式住居　こうしてテントみたいにして　中で火を焚いたりみんなで車座に坐ったりできる優れもの　

今回のスウェットはもう何百回と入っている中でも　特別なものとなった　テーマは『孤独感』普段絶対に口にしない言葉や　深い気持を　このスウェットの中だけでは　その胸の内をつまびらかにできる　キリスト教でいう　神父様との懺悔室のようなものだ　暗闇の中　その何千度にも熱く焼かれた石と　そこに掛けられる水が蒸気となって　僕の体を包み込む
　久々に　よく泣いた　いろんな言葉や　目に見えないもの　あらゆるものが　激しく訴えかけてくる　（もっと強くなれ）とのことのようだ　参ったね　限界かなと思っていたのに　もっとだとは・・・　畑は一人でがんばってやっているけど　けっして一人ではない　お客さんや　たまに手伝ってくれる仲間や　この土地や今まで農業に導いてくれたいろんな人や存在　問題にどっぷりとつかっていると　どうしても忘れてしまう感謝の気持ち　
儀式が終わり　疲労困憊　時間の感覚すらなかった　みんながみんな（大丈夫だ）とか（ありがとう）とか励ましてくれる　誠に不思議だ　まるで本人だけが何もわかってないゲームをしてるみたいだ・・・・
　帰りは例によって　軽トラが高速の途中でオーバーヒート　まあ僕にとってはよくあることで　保険会社に連絡して　馬鹿でかいレッカー車に乗って快適にVIP気分で帰る（最後まで試練だぜ）　そんなこんなで　今日の畑作業はなぜか　涙が溢れてきて　その度に感謝の気持を込めながらだった　そのせいか　体はどんどん軽くなって　少しはいろんなことから解放されたかな　まあ　道は相変わらず遠い　～On　The Road ２００８～