昔の話~農業に至った経緯

農業に至った経緯 その①

5f888861.まだ夜明け前 ベッドの中で雨の気配を感じる かなりの土砂降りに近い ああこれで今日のじゃが堀りはなくなった と眠りながら思う 百姓をやるようになって大げさだけど 殺し屋のように 天気に変化があると寝ながら気付くことは多い 風の音や寒さ それこそ台風のときはうかうか眠れない 逆に暴風雨とかだと もうあきらめて 深く眠りにつく

 今日の写真 唯一できてきたたった一個の丸ズッキーニ 黄色いのや 普通のも作っているけど 一向に出来てこない 正直参ったなという感じ もううんざりするぐらいできていい時期なのに・・・でも 今日のように 4月の天気 15度ぐらいの陽気だとまあできないよな うーっむ 

てことで 今日のねた 昔の話~農業に至った経緯その① たまに取材とかで聞かれたり いろんな方が僕と話すと みなさん どのようにして農業をやるようになったのか?といったことに興味を持つ人が多い たしかに農家の出身でもないし 若い頃は全く畑違いのことをやっていたので 聞く分にはおもしろいのかもしれないけど 僕の農家仲間はみんな 経歴もいろいろで 非農家出身者が多いから特別とは思わない ただ 最近は農業に憧れを持つ人も多く その意味では どのようにして農業をやるようになったか というのは聞きたいことなのかなと思う なので ひとつコーナーを作ってこれから少しずつ書いていこうと思う

 農業をやりたいと思うその原点はみんなそれぞれ 農業に興味を持つ人の多くは もとから 食 に興味があったり 環境関係 の仕事をしてみたいとか マクロビオテックとか そうした正統的な方面からアプローチする人は多い でも 僕の場合は 少し違う もともとは インデアンの活動からだ 20代のころからそうした精神的なものを 自分なりに突き詰めてやってきたこともあり 当時は心理学とか わりと本を読んだり 頭でっかちなところからいろんなことを考えていたように思う(結局はどこにもたどり着かなかったけど)
 月曜日から金曜日まで会社とかで 働いて 週末になると遠くの山まで行って インデアンの儀式を行う という生活 それで 自分が満足すれば何の問題もなかったわけだけど そうは問屋が降ろさない どんどんバランスが取れなくなっていって 気付けば もう会社とか キャリアとか年収がどうとか 全然自分とは関係ない話になってしまった そして サラリーマンをやめる間際に インドに行ったのが決定的だった もう 行ったことある人ならわかると思うけど インドは強烈な国と文化 日本の価値観から見れば 完全にむちゃくちゃ でも 僕はもう毎日楽しかった そう 完全ルール無視 魂剥き出しの世界にどっぷりはまり ああ俺はここだ!この世界だぜ!と思い 日本に帰ってきて 二度とネクタイはしないことになってしまった さあ じゃあ何をやれば・・・となるけど すぐには当然農業にはたどり着かない 実はそこからが長いのだ それはまた次回の話・・・まあでも 僕みたいなアウトサイダーで農業始める人は最近多いみたいですな

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