環境問題

本の出版 伊藤さん

d323d08c.今日も相変わらず暑い どんどん暑くなる気がする 周囲の広大な畑では どっかの消防車のように 大きなホースで高々と潅水しているけど 僕の畑はからからだ 今日はバイオダイナミック・カレンダーでは 葉っぱの日 てことで キャベツやらの種まきをがんがん行う 場所はハウスの中なので それはそれは暑い 体中から汗が噴き出してくる で 種まきで重要なのは とても細かい作業をするので 手先が常に乾いていないといけないこと でも 種を蒔く時に いろんなところから汗が出てくるので 当然手先も濡れる その度にふーふー風を送って 乾かしてやる 2時間やったら頭がふらふらになった

今日のねた パーマカルチャー仲間で 今は自給的にやっている農家をサポートする会社を立ち上げた 伊藤さんという女性がいる その方が本を出版された 題名は 『畑のある生活』 伊藤志歩 著 是非買って頂き お読みください この本の中のバイオダイナミック農法のことで 原稿の助言をさせていただきました

(生産農家)ー(農家をサポートする団体や意識ある消費者)ー(一般の消費者)

従来は生産農家と消費者との間の溝は深く 今の自給率の問題にしても 何がいったい問題でこうなっているの?ということが 一般の消費者にはほとんど伝わっていなかった 生産農家自身も 自ら販売したり 消費者の前に立ち生産の現場というものを 伝えてこなかった そして 溝は大きくなり 今の子供達は スーパーに並んでいる状態でしか 農産物というものを知らないし 大人も知らない そこでその間を取り持つ 第3者というものが重要になってくる 生産現場を訪れ 本当の安全とは何かを 農家から学び 農家自身の陥っているポイントを指摘しつつ 無関心な一般消費者に真実を知らせていき そのことから農家の利益のみならず 消費者の利益をも守るという たしかな役割がある この本を書いた伊藤さんは そのことにいち早く気付いた方の一人である 

僕が彼女のやっていることを支持するのは 自分のやっていることの限界を知っていることだ 同じく僕ら農家というのは 農産物を作って販売する それ以上のことを求められても無理がある すでに沈みかけているこの業界の中でタイタニックと運命を共にしない生き残りはどこにあるかを 必死に探っている状況だ CO2の削減問題を 農家に振られても困るだけど ロハす層も含め 消費者の多くは 何かをやっている あるいは知っている という思い込みをもっていて なんとかなると思っている 自らの限界 消費というものに固執している限り 状況は改善されない問題もある ということに気付いていない 
 生産と消費に関わるそれぞれが 自らの限界や範囲をわかった上で どのようにして協力していくことができるのか そこをしっかりとこれから話す必要がある 

いわゆる環境系のろはすなるものは これから見事な形できれいに 新たな企業ビジネスに組み込まれていくだろう 新たなまーけてんぐのひとつの領域を掘り起こし しっかりと利益の回収を図るだろう もちろんそこでは 物事の解決はどうなったのか?は 誰も関心を示さないだろう 今日の写真 ようやく熟してきた トマト そう こうした本が出版されること自体 いろんな意味で時代は熟してきている   

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