パーマカルチャー

ニュージーランド 自然の中で生きる女性

d642fcf8.雨が降りそうで降らない 雨が降らないと人参などの種まきに困る 雨は僕ら百姓にとってなくてはならないものだ 日本には四季があるし ある程度定期的に雨が降る そうした場所にこの日本という国は位置している それがどれだけありがたいことなのか ということは 普段なかなか意識しないことだけど こうして雨を待ち焦がれる時には ありがたみがわかる 

てことで 今日の写真 左ひざが痛くて畑仕事もできないときには 人に会う この元気な赤ちゃんを抱える方は パーマカルチャーで一年間共に学んだ同期 年齢は僕より一回り以上下だが 精神年齢はふた周り半ほど上である(俺が幼いのか?) 現在 ニュージーランド在住 驚くなかれ 電気 ガス 水道のない山奥で ほぼ自給生活を送る 旦那さんの職業は (ハンター) こうして 一年のうち 時間のあるときを見つけて 実家のある千葉に里帰りする 今日は栃木からの僕の友人も交えて 成田のおいしいカフェにてランチ とお茶を楽しんだ 電気 ガス 水道がない生活というのは すでに先進国である 日本で具体的なイメージを描ける人はいないだろう そしてハンターという職業も日本にはないから それもまた謎に写るだろう 彼女は元 WEBデザイナーだったり都会で働いたこともある それがパーマカルチャーを学んだりする中で 今の旦那さんと出会い 原子的な自給生活を手に入れた 僕は百姓だから そうした生活がどういうものなのか つまり 1週間のキャンプ生活とはわけが違う日常の暮らしでそれを行うということの レベルはよくわかる はっきりいって誰でもできるわけではないけど 彼女は (そんなにたいしたものではないのよ)とさらっと言うからこれまた変人(あ違った 凄い)

先に書いた 雨というのは僕にとっては 作物の生育に欠かせないものだけど 彼女にとっては 命 そのもの 一日に雨水ばけつ2杯が 彼女にとっては生命線 雨乞いをする気持ちは 彼女にとっては日常だ 彼女は話す 日本に帰ってくるとその暮らしの便利さに圧倒される そして やたら時間が余ってしまう たぶん 生活そのものが簡単になりすぎて 子育てに力を入れたり 過保護になったりしてしまうのかもしれない 食事をするのに薪から火をおこしたりしていれば 生活に時間がかかり 余計なことを考えずに 生きる ことそのものに没頭できる ほんと 彼女の話を聞いていて 何が進歩なのかね と思う でも僕らは 電気 ガス 水道は手放せないだろう そんな彼女は (でも 幸せは人それぞれよ ほほほ)とにこやかに笑う ニュージーで教職の資格を取れそうなので 今度はいつ会えるかわからないようだ いつか こちらから会いに行きたい そしてターザンの生き方を伝授してもらおう

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