パーマカルチャー

茎ブロッコリーの出荷 農業プロジェクトの失敗その1

5月7茎ブロッコリー
今日の写真 出荷の始まった茎ブロッコリー さて 5月に入り だんだん春の野菜が出てきました まずはブロッコリー そして とんがりぼうしの春キャベツ そして 来週はいよいよ じゃがいもを掘りまして ズッキーニ君も登場となれば 端境期も脱出か という感じです いつも この時期は 仕事に追いまくられているのだけども こうして 野菜が出来てくれば 気持ちもほっとします・・・・

 農業のプロジェクト・・・世間には農業をベースとしたプロジェクトはたくさんあると思いますが 僕が経験上知っているのは あくまでも民間ベースのもの その中でも かなりマニアックなものには精通していると思います
まずは シュタイナー系・・・千葉の内陸でバブル時代に開発が途中で頓挫した土地を購入して そこにシュタイナーの理想郷を作ろうとした話がありました・・・僕がここ成田に来る直前の話ですので 今から7年以上前か・・・都内の事務所にてその構想を伺うと 山二つほどの土地を開墾・・・そこに学校や病院 そして当然 農園も作るという夢のようなお話・・・しかして 資金のあてはなく 一般の方からのカンパや模索中とのこと・・・当然 土木関係者や 農業関係者などのスタッフもいなくて ふーむ まさに 絵に描いた餅だなあ・・・と当時は思いました 現地に行ってみると ゆんボーの一台も動いてなくて 現地スタッフは若い男の子一人・・・彼はその掘ったて小屋かなんかに住みながら 今か今かとそのプロジェクトが開始するのを待っている風でした・・・僕は彼に(こんなことに青春捧げたらだめよ どこか他に行きな)と 諭して たぶんその後離れたのだと思います・・・・あれから7年 結局のところ 何も動かず 計画も頓挫・・・都内の事務所もどうなったでしょうか・・・
 僕はその7年の間 必死に自分の農園を維持して 今は5ヘクタールの農地を耕すにまで至りました・・・自分で言うのもあれですが この差はどこにあるのでしょうか? それは 技術と腹のくくった人間の数の違いだと思います 農業プロジェクト といえば聞こえはいいですが 用は 自分でやるか お金を出して人にやってもらうか という2者択一でしかありません 僕は自分でやってきただけのことです そしてそれには当然 技術が必要となります
 自分で指揮したければ お金をどこかから持ってきて 人にやってもらうという方法もありますが 農業の場合 最終的な回収は 農産物をイメージしていれば それはかなり難しいのですね・・・

 プロジェクトの失敗の多くは 誰が最終的に腹をくくっているのか?が 見えないことです パーカルチャー系の田舎暮らし実践もそうですが 友人仲間がわいわい集まって何かを田舎で始めるのはいいのですが みんなが誰かを頼っていて一人また一人と離れていき最後は空中分解 というのがほとんどです まず 田舎で生きていく基本としての 農業・土木などの基礎技術が必要で そして 一人でもやるんだ!という 人生を賭けたコミットが求められます 新規就農と同じですね・・・都市から田舎へ流れて 夢を見る人の多くが 最終的に腰を落ち着けることができないのは そのあたりに原因があります・・・ま 結局のところ 他人に依存しては何も始まらん という当然といえば当然の結論なのですけどね・・・合掌

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