『旬の有機野菜セット』

8月15 オーガニック・ファーム『百姓農園』 経営方針その①

1cac6e2d.夏に入り 4キロは痩せた 昼などはどうしてもご飯は喉を通らず うどんやそばなどをすすることになり 水分補給が中心となる わさびやしょうが お酢などをやたら体が欲しくなり そうしたものをばしゃばしゃ麺類にかけて一気にかきこむことになる 

本日のお野菜の収穫 出荷 例によってとうもろこしが穂先のところから虫君が侵入 食べられている状態 一本一本 見ながらできるだけきれいにしていく おそらく完全無農薬でお野菜を出荷している 有機農家は日本全国たくさんいるだろうけど どのレベルまで出荷しているのかは 千差万別だろう 僕がお世話になっているおかげさま農場の高柳さんのグループでは 見た目はほとんど スーパーのものと遜色ないレベル もちろん作るのも大変だけど 出荷する手間も大変 で 我が農園では 今回のとうもろこしのように 多少虫君たちにやられたものでも 出荷する 今回 お試しセットのお客様がいたわけだけど もしかしたらびっくりしたかもしれない この状態のものをお野菜セットに入れるのか入れないのか? 

年間 365日 ずっと野菜を作り続け畑の状態はいいときもあれば あまりよくない時もある それが自然であり 単に野菜だけを売っている ということであれば僕のやり方はよくないのでしょう でも 旬 というものを知ることができたり 一年を通じて その野菜から 感じられるものは たくさんあるのではないかと思う 野菜をひとつの商品として見れば 今ひとつでも その他の情報はたくさん詰まっていると僕は思っている 今の僕の畑の状態は こうです という偽らざるを得ないものが 詰まっているのが 野菜セットです
 ただ お金をいただいている以上 ちゃんとしたものを送らねばですので 時には先の高柳さんからお野菜をわけていただいたり 今回のとうもろこしは 数字上は値段を計算しておりません 他の野菜の量をふやしたりして 僕なりに対応しております 

生産者 ー 消費者 この関係がお互いに歩み寄り 助け合うものが生まれることが 新たな農業の流通なりを構築していく基盤になると思う それは具体的には こうした見た目はよろしくない野菜も含めて 消費者に理解を求める 買っていただく ということに繋がる これは 僕のチャレンジでもあり 僕からの消費者のみなさんに対しての 提案でもある
もちろん これでは代金を払う価値はない と思われれば 僕は畑をやめることになるかもしれません 僕自身 毎回こうした葛藤があり もちろんだめな野菜はすべて廃棄すればいいのかもしれないけど どうもそれは違う気もします そのあたり まだまだ暗中模索が続きます でも 我が農園は たぶんこうしたスタンスは変わらないと思います 
 
 ただ 命を賭けて 野菜を作っております 何卒何卒 ご理解を得られますれば 幸いです 終戦記念日 8月15 日本の明日を夢見て命を落とした方々に 恥ずかしくない生き方を 少しでもできればと思い 我が農園のスタンスを考えてみました 今日の写真 長なすの上で 何を思う かえる君 

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