有機農業

籾殻 有機農業にもビジネス

24e9bba8.眠い 眠いがこのぶろぐを書かねば一日が終わらん お客様より 先日お送りしたそうめんかぼちゃの中で もやし のようなものがあったとのことで 写真付でご連絡いただいた そうなのです このそうめんかぼちゃ 実の中で 種が発芽していたのですね 僕も初めて見ました おそらく収穫したらもっと早く 出荷しないといけなかったようです こうして 実が成る野菜(なす・トマトなど)は その実の中に種が入っています 畑でそのままほっておくと 来年発芽して勝手に生えてきたりしますね 凄い生命力なんですね

今日の写真 はい 稲刈りの時期でして こうして籾殻をもらいに行きます 隣町の方で10町やっている大規模農家さんで 写真のように軽トラ一杯ぐらいでは まったく籾殻減りません 軽トラに満載して国道を走ると 風で舞い上がり 後ろに籾殻の薄い筋が出来ます それをミラーで見ながら (俺の前には道はない 俺の後ろに籾殻がある)と悦に浸ります(こぼすな 拾えよ!)

パーマカルチャー仲間の 伊藤さんが本を出版したことは 以前この日記でも書いた(畑のある生活 朝日出版社 伊藤志歩 著) その伊藤さんから本が届く うれしい さっそく読む 今の有機農業を取り巻く現状を 現場を知っている立場からデータも豊富で よくまとまっている 彼女は 有機農業の世代を 3世代に分けている 僕は 第2世代に位置するわけだ

 この本を読んで思うこと それはようやく 有機農業の世界にも ビジネス というものが浸透し始めたこと それまでは 理念だったり思想だったり 先輩達の苦労の話ばかりだったけど ようやく まともな産業になりつつある これからは 企業を中心とした 企業農業と 僕らのような特色のある個人農家と 二つに集約されていくと思う そしてやる気のない 兼業農家や旧態然とした農協系に販売をまかせているところは 撤退を余儀なくされるだろう いわゆる (資本ーカリスマ)が並ぶ形だ 僕が企業農業に期待するのは もちろん立場や考え方は違うけど その利益を出す執念にある おそらく新規に農業に参入する企業は コストや数字といった農業ではなかなか出せなかったものを 出してくるだろうし 想像もつかないやり方で 生産し 必ず収益を上げるだろう 僕らのような個人農家がどれだけ増えても 日本人全体の消費量は賄えない 今後20年で 壊滅的に離農していく既存農家の後釜を担えるのは 個人ではない その意味で 企業にはがんばって欲しいと思うし 僕ら個人農家も いかに 特色ある生産法や ストーリーのある販売法を身につけて 生き残っていくのか というのが テーマだ 

今や 農業で生き残る人は 優秀な人だ 僕の周囲にて成功している農家さんは 皆 他の仕事でもひとかどの成功を遂げただろう という人が多い 先の伊藤さんの本にも書いてあるけど 今後20年で日本の農家は限りなく ゼロに近くなる これからが淘汰の時代に入り いろんな意味で試される時だ Jリーグが出来て 日本のサッカーは強くなり ワールドカップにも出るようになった プロが生まれ ナカタが活躍し 俊輔が生まれた 農業は今 荒廃する中から ようやくプロが生まれようとしている 僕の場合 まずはJリーグのチームで レギュラーを獲ることだ ワールドカップなんて 夢のまた夢・・・

2 thoughts on “籾殻 有機農業にもビジネス

  1. そうめんかぼちゃ 私のいただいたものも発芽していました。ぎっしり詰まった種のほとんどから、もやしみたいに勢いよく伸びていて、ビックリ! このもやしの部分も食べてみたらどうかな~などと思いつつ、チャレンジはしませんでしたが(笑)実の部分の味は 特に問題なく おいしかったです♪

  2. ああ やはりそうでしたか・・・いやはや通常のかぼちゃではありえないことなのですが・・そうめんかぼちゃの中の空洞のために起きることのようです 僕もびっくりでした

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