野菜あれこれ

それは体か舌か どちらから来るものか?

ee056a4f.今日の写真 万願寺とうがらし 端境期に入り野菜が厳しい 茄子が急激な落ち込み 人参も終わり そうめんかぼちゃも終わった こうして夏野菜が終わっていく 次は来年 2009年だ 一年が経ちひとつ年を取り 夏野菜の経験がひとつ増える こうして百姓としての経験が蓄積されていく あの世にいくとき 金はもっていけないが 苦労して憶えたその技術や体験そこでの努力というものは もっていける と チベットのラマ僧は言っていた
もちろんそれでこそ 人は救われる

 食べ物を欲しがる時 それがどこからの欲求なのか 体か舌か・・・ 汗水垂らして働いてお腹がぺこぺこだったりすると そのままダイレクトに 体が欲するものが簡単にわかりやすい そこには体の衝動がある でも 舌が欲するものは時に ストレスだったり心の隙間を埋めようとすることから来るものが多い その根源にあるものは 刺激 だ で 多分現代人の多くは 体の衝動ではなくて この刺激を求める舌にあわせて食べ物を選んでいることが多いように思う 資本主義国の先進国にいてなんでも手に入る豊かさをもっているはずなのに より刺激を求めて 究極の食を求める なんだかな・・・僕が作っている野菜はもちろん 全然だいそれたものではなくて 付加価値とかでも本当はなくて ただ当たり前の感じで作っているつもりだ それで誰もが満足して食べていただければ それ以上は何も求めない あたりまえに おいしかったです とお客様に言ってもらって それで生活が成り立てさえすれば そりゃあもう 最高なんです・・・ これが本音です 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA