じゃがいも（男爵） 雪化粧かぼちゃ 玉ねぎ 生落花生 茄子 ピーマン 島おくら 葉大根 山東菜 ルッコラとレッドマスタードのベビーサラダ
今日の写真 本日出荷の山東菜 ようやく秋の葉物が出来てきた まだ小さいけどルッコラとレッドマスタードを和えて 塩を振り食べたらうまかったので 是非 お客様にもと思い 二つを一緒に出荷する あとは代わり映えがしない野菜セットだけど 大根の一本目を失敗したのが痛い 予定だともう出荷しているはずだったし 人参も随分出遅れていて まだまだ 白菜が少ししたら一番手が出てきそうで 期待は大きい ああ 早く端境期を脱出したい・・・・
今日は寒かった そして台風が来ていることもあり 雨がしとしと 少し厚手のフリースを合羽の下に着込んでの収穫作業 箱つめをする古民家でも雨が多いと じめじめして 気持も濡れそうだった ですので 例によって今日のお野菜 特に葉物ですが 濡れていますので 新聞紙にくるんで入れてあります どうぞ御了承くださいませ
いわゆるイタリアやフランスの ファッションブランドを支える バッグやヒール といった高級品の多くは 昔中学の時の社会科で習った 家内制手工業 である つまりベルトコンベアの横にたくさんの素人が並んで物を作るのはなくて 素晴らしい技術を持った 職人がひとつひとつの行程を丁寧に練り上げていく なんでも 鉄板のような厚い金属を叩いて曲線を出すというそれだけの 職人が存在していて トップクラスは年収が何千万もあるそうな・・・こうした ヨーロッパの高級ブランドを支える職人たちが 生まれる背景にあるものは （文化） だ
日本にもかつてそうしたものがあったわけだけど 今の田舎に実際に住んでいて 一番欠けているものが 文化だ 寂れた駅前には 閉められたシャッターばかり 国道沿いにはパチンコ コンビに ファーストフード レンタルビデオ カラオケ・・・ お世話になっている高柳家さんでは かなりの自給生活をしていて お邪魔するたびに 家の隅々から 年季の入った 田舎の農家の文化の香りがする
田植えは昔 一列に並んで 歌を歌い リズムを取りながら整然と苗を植えていった そのコミュニティー 村の繋がりと 食 そして文化 それをひっくるめて ひとつの芸術そのものだったろう 今は一気に６列を植えていく 田植え機に乗るご主人と 田んぼのそばでしゃがんで見守る奥方の ぽつんとした風景が 日本の田植えとなった
本物を求めるのならば それを生み出す背景が必要だ 日本のすべての地方都市が大東京をモデルにしている限り 荒廃は続く 第一次産業の復活に必要なのは 田舎の文化の復興だ
てことで 明日は台風が来ていることもあり サンダンスで踊る真っ赤なスカートを穿いて 畑で 踊ってみるのもいいかな・・・（一緒にどう？さそってどうする）