『旬の有機野菜セット』

11月2週 『旬の有機野菜セット』~大根3点セットにコールラビもできたよ編~ 今後の農業の展望

619de150.11月第2週 『旬の有機野菜セット』~大根3点セットにコールラビもできたよ編~

(里芋 か ほっかいこがね) 青首大根 赤大根 (聖護院大根) キャベツ 白菜 カリフラワー 立ち型レタス コールラビ(今日の写真) ラデッシュ 大根間引き菜 レッドマスタード 

大根が 3点揃った でも ここで問題が・・聖護院大根 割ると中に茶色の痛みが入っている 外から見て問題はなかったのだけど どうやら10月の高温のせいか 試しに食べてみたが 特には違和感はない どうしたものかと迷う もちろんすべて廃棄してしまえば何も問題はないのだけど それでは ベッドにずらりと並ぶ 聖護院に申し訳が立たない もちろん ほとんどすべてを捨てることにはなるのだけど 一度ぐらいは お客様に その姿だけでも見せてあげたいと思う ということで 今回聖護院大根入っています 痛みがあるかと思います ですので 今回はお値段計算に入れておりません その姿 どうぞ見て よければ 痛み以外のところを食べてやってください 力不足で大変申し訳ありません お客様には どうぞ よろしくお願い申し上げます

 農家のこせがれネットワークというものに 最近参加している 今はまだ メールでのやりとりにすぎないけど 大変優秀なメンバーばかりで これから来年にかけて いろんな仕掛けをしていくようだ ようやく農業にも 新しい風が吹き始めた 12月には その最初のキックオフミーティングが行われる とても楽しみだ 
 さて 今後 僕ら農家がやる必要のあること それを大きくわけて 二つになるかと思う

ひとつは (産業としての農業) 農業は今まで 通常の他の産業に比べて あまりにも閉鎖的 異質 そして疲弊してしまった 他の産業と同じように あたりまえの商取引 あたりまえのビジネス 生産ー消費 という関係の健全化 など ごく普通の感覚のものに 一秒でも早く 修正すべきである 日本の根幹である お米 の販売ルート 生産農家のプロですら 誰も何も本当の流通経路は知らない こんなことはとっととやめて ちゃんと陽のあたる ところで 正々堂々と商売をすべきである そして これに関して 消費者はどのように関わるのか? といえば 一言 サポート である サポートの具体的中身は 買う ということだ ブラジルにサッカーで勝つには プロのJリーガーを応援するのが 筋だ
その意味で もし 農業を応援するのであれば 是非 消費者のみなさんには 買って欲しい それが 産業としての農業の発展にできる 最大のサポートである
 そして 生産側は 真摯な姿勢で 農産物に向き合うことだ そして消費者との信頼関係を構築すること 

もうひとつは (文化としての 農 )である ここに環境問題や 自給率の問題 田舎の過疎化の問題 といったものが含まれてくる 田舎の棚田を保全していくためには 利益を中心に考える 産業としての 農 を中心に考えていては どうしても無理がある 農 というものの持つ いろんな側面 食 教育 芸術性など こうしたものは 日本が培った大事なものである ここにおいては プロの農家と 消費者の垣根は外し 共に手を取って取り組む必要がある 農家は知識や技術をもたらし 消費者はそれを学び 違う側面でもって新たな扉を開くことができる 

 そして とても大事なことは このふたつのことを ごっちゃに考えてはいけないということだ まずは 産業としての農業を発展させること つまりは ちゃんと自立して食っていける農家を増やすとことだ これが一番 その次に 文化としての農 に取り組むこと このように 今後 農家 というものにかかる期待はとても大きい 田舎の耕作放棄地の問題は 文化としての農 の大きな問題だけど 農家が増えなければ 消費者には太刀打ちできる問題ではない まずは 今後 10~20年で 新たな 農業の発展に取り組むこと すべてはそこから 始まる

  

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