『旬の有機野菜セット』

11月第2週 『旬の有機野菜セット』~大根3点セットとコールラビもできたよ編~ 今後の農業の展開

8169ccd6.11月第2週 『旬の有機野菜セット』~大根3点セットとコールラビもできたよ編~

(里芋 か ほっかいこがね) 青首大根 赤大根 (聖護院大根) 白菜 キャベツ カリフラワー コールラビ(今日の写真) 立ち型レタス ラデッシュ 大根間引き菜 レッドマスタード 

さて 大根が3つ揃った だけど 聖護院大根 中に傷みが少し入っているようだ この時期で傷みが入ったことはいままで経験なく 10月の高温のせいかもしれない 出荷するかどうか さんざん迷ったのですが 入れることにしました もちろん 畑にたくさん残っているものは ほぼ廃棄する予定ですが ただ捨ててしまうのは あまりに聖護院に忍びなく 姿だけでも お客さんに見てやってほしくて 今回いれました ですので 聖護院はお値段計算しておりません おまけとして入れました どうぞ そのあたり御了承くださいませ 痛みの部分は除けば 食べられます お客様にはご迷惑おかけして 大変申し訳ありません

 最近 農家のこせがれネットワーク というものに入った 僕のぶろぐにリンクしている みやじ豚 の宮治様 が代表で立ち上げたグループです メンバーは 宮治様はじめ大変優秀な方々ばかりで 今度12月に 最初の全体会合が行われます 僕もいくつか 提案したいことがあり とても楽しみです ようやく 農業の世界にも新しい風が吹き始めた おそらく日本の農業を変えていく 大きな力となるだろう

最近 思うことのひとつ 農業の今後を占うときに ふたつの側面があるように思う ひとつは (産業としての 農業) もうひとつは (文化としての 農) おそらく 一般の方も含めて 食の偽装の問題やら 自給率の問題なんかは 毎日のように報道されているけど この僕が掲げた二つを 混同していることから より 問題が見えにくくなっているように思う
  たとえば 自給率を上げよう というのであるならば(それがいいかどうかはともかく) 答えはとても簡単 農家をたくさん増やせばいいのである で もちろん 今の日本では 農業で食べていくことができなくなった 農家が離農していって 耕作放棄地も増えていき 結果 自給率が減っているわけですね なので これは産業としての農業の問題であり 日本の棚田を守ろう とかいう 文化的側面の話ではないのです 同じく 環境保全方農業がどうとか というような 農学者が言うような側面で 産業としての農業を語るのは 全くの筋違いで 明日 生活のために畑や田んぼを手放そうと思っている 農家に対して 話す内容のことでないのは 明白である 農家自身は 産業としての農業 簡単にいえば ビジネス 商売としてのことで頭を抱えていることが多いけど 一般の方や消費者は 農業に対して 文化的 あるいは 牧歌的なイメージで捉えていることが多い そして 実際の畑や田んぼで起きている 深刻な問題が なかなか伝わっていかない 

優先順位をつける 時期が来ている と思う まずは 産業としての農業を 今後 10~20年かけて 確立すること そうして プロとして自立した農家同士が 力をあわせて 文化的側面としての 農 に取り組むこと この順番が大事だと思う その意味で 農家が 消費者に望むことは サポートである 具体的なサポートとは何か? 買うことである 買っていただくことが 最大の農家へのサポートであり 応援である サッカーでブラジルに勝つには Jリーグや俊輔を応援することである 素人はがんばってプロを応援して 盛り上げる という構図が大事だ ただ 文化的側面の農 に関しては 農家と消費者の垣根を取り外して 一緒に 田舎の棚田を保存したり という活動に取り組めばいいと思う 
 
 今後 このように 農家 の果たす役割は大きい もちろん経営的に自立して しっかりと立つことから 始めて そして そこからスタートすることが 実は一番楽しい領域に入る そのあたりを考えるだけで 僕は もう わくわくしてたまらない だって それはもう ビジネスでもなく 単なる田舎おこしでもなくて 僕の感覚では アート である
だから 枠にとらわれない 自由な発想 奇想天外のパフォーマンス なんでも好きにやることができる そう 農業でやっていくことができれば 本当の自由が手に入る 今からもう やりたいことはごまんとある てことで まずは明日 畑を耕すことから始める(そう 農業は常に地味なところから始まる それもまた良し)  

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