コラム・百姓から見た世のつれづれ

じゃが芋始まる 豪華ランチ 震災

957e10c5.さて 本日は根菜の日 てことで 朝からじゃがいもを植えまくる 僕の場合 溝きりから土寄せ マルチ張りまですべてが手作業なので 時間がかかる ひたすら体を動かす 知恵のない者は 体を張って勝負するという地味な作戦が我が農園のポリシーだ 汗だくなので朝からTシャツ一枚でがんばる これから2月一杯まで じゃがいもを根菜の日に植えていく 栽培期間の長いものほど バイオダイナミック・カレンダーに従えば効果は大きい
 今年 使う種芋は 昨年の1・5倍以上 就農して以来 毎年増やしてきたけど(最初の年の3倍以上) 手作業で一人でやる 限界が近づいているかもだ 

でもって 今日の写真 本日のランチです もちろんこんなおしゃれなものを 僕が作るわけもなく 本日はお手伝いに来ていただく女性がお一人 いつもお野菜を御取りいただきお世話になっています 豆カレー ナン じゃがいものふかし 大根の浅漬け そして デザートにプリンと ランチにかかわらず フルコースの設定 天気も良く温かい畑で お昼にこんなおいしいご飯をいただいていると 幸せの意味などどうでもよくなる 本日はわざわざお越しいただきありがとうございました! 農作業+おしゃれな有機野菜ランチコース という 農園体験ツアーを企画したら 受けるのでは?と 思った次第です

 さて 今日という日は あの阪神・淡路大震災 当時僕は関西にいて ネクタイを締めてサラリーマンをしていた あの日の朝早く 強い揺れで目を覚まし 花瓶が倒れたりしたけど 特にどうということもなく 普通に出勤で京都駅まで向かうとなんと 駅から人があふれている 一本も電車が動いていない 仕方なく会社へ電話をするが 何度やっても繋がらない 家へ帰ってテレビを見ると 神戸のあたりが とんでもないことになっている 当時一緒に暮らしていた女性も会社へ行くことをあきらめ 二人で近くのダイエーへ 遊びがてら 自転車を買いに行くと 店員が出勤しておらず 店はてんてこまいだった 翌日会社へ行くと 欠勤扱いになっていて 文句を言っても始まらない その後 ぼらんていあ などで 神戸へ入った人の話などを 聞いて その惨状は凄いものだった この震災で 2重ローンなどを抱えた人は たくさんいた こうした天災にあった人に どんな名目でもいいから 公的資金などの投入がなぜ 適用できないのだろう 僕らが今住んでいる この国 この現状と言うのは 野蛮な国だ 今でも それは1ミリも変わらない 社会の仕組みを変えたいと思っている人はたくさんいるだろう それは それぞれの仕事の分野で変えていくしかない この国は選挙や法律では 基本的な枠組みは 変わらない お互いリスクを背負ってがんばりましょう! 

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