有機農業

春の訪れと 温床踏み

0503e4bd.暖かい もう大気には春の匂いが満ちている たぶんまだ寒の戻りはあるだろうけど いよいよ春が来る 暖かくなるというのは 素晴らしいことだ それだけで 何もしてなくても 救われた気分になる 特に百姓仕事をしていると 当然忙しくなり 畑に追われまくる日々が待ち受けているのだけど それでも やはり春は待ち遠しく 素晴らしい なんだか 両手を広げて ああー! とか奇声を発しながら 畑の中を走り回りたいくらいだ(自制しろよ)

今日の写真 はい ついに今年もやってきました 温床踏み こうして育苗ハウスの中で 温床を踏み 醗酵熱でもって 夏野菜の育苗を行い 来年の育苗の土にも使う いまどきは皆 電気を使って 電熱シートでやってしまうので楽だけど このハウスには電源がないので この方法をとっている まあ 貧乏有機農家はみんな 最初はこのやり方だけど 僕はずっとこの方法かな 

 今年はたくさん落ち葉を集めたので 余裕がある この温床踏み ポイントはいくつかあるけど まずもって 水分量が決めて それこそこうして水を流しっぱなしにして がんがん水をかけていく
 水分が少ないと 醗酵が早く終わり 育苗に必要な温度が途中で終わる 醗酵剤として 使うのが ヌカである あと もみがらや鶏糞や稲わらも入れるけど 育苗の土になったときに 分解速度が落ちるのがいやなので できるだけ少なくして 落ち葉中心でいく
 午後いっぱいかかって ようやく完成 足で踏み込んでいくので 腰が痛いし 最後は足がつりそうだった さあ これで数日から1週間で温度が上がってくる そして 茄子やトマトの種まきが始まる 忙しくなってくる 春の訪れと共に 我が農園も ばたなたしてくるのです

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