コラム・百姓から見た世のつれづれ

村上春樹 新刊

044b6949.今日も朝から雨 出荷日だったので 合羽を着込んで畑に行き野菜を収穫する ですので 今日のお野菜は濡れております お客様には どうぞ御了承くださいませ えんどうがもう終わる 今日のお客さん全員には 行き渡らなかったので カリフラワーを代わりに出荷する ニンジンがもう 小さくてどうしようもないので お隣の畑で有機農業30年 石橋さんの露地ニンジンをいただくことにした でかくて立派 あんまりにも大根やら 畑から引き抜くと どろどろなので 水で洗うことにする 泥にまみれた中から 飛び出す 洗いたてた真っ白い色が 目に飛び込んできて 思わず はっとする 何度もその白い大根を手で洗ってあげる 

 今日の写真 はい 巷で噂の あの本です 買っちゃいました 今日出荷をしている時に たまたま 大根くるむ新聞紙が 読売新聞3月3 村上春樹氏がエルサレムの授賞式の記事だった そこには 最後のところで こう書いてある (結局 自分は日本人作家であり 母国から逃れられないと悟った) 単一的で規則が多い 日本に嫌気がさして渡米したが 阪神の大震災をきっかけに 帰国の決意を固めた村上氏 そういえば 7年ぶりに新刊が出るんだとネットで話題になっていたなと思い 携帯の修理が終わって町に取りにいくついでに 本屋で購入した 

 すぐに 近くのすたばで甘い甘いキャラメルまきアートを飲みながら 新刊を開いてみる 読み始めて すぐにわかるのは 他の作家とはまったく違うそのテンションの高さ 昔 江川卓 という 凄まじいストレートの早いピッチャーがいた 今現在の 阪神の藤川が絶好調のときよりも 早いストレートを投げていたけど 手から離れるその瞬間から ベースに届く その軌道が他のピッチャーとは まったく違う 同じストレートでも最初から最後まで 別の軌道を最初から走っている この村上氏の新刊もまったく 最初から 軌道が違う いったいぜんたい どんなテンションで書いているのだろう 凡人には理解できないレベルなのは 間違いない ま 楽しみにとっておいて ぼちぼち読みたい・・・でも 小説読むなんて久しぶりだ 夜読んでたら 眠りそうだな

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