コラム・百姓から見た世のつれづれ

きのこ堆肥 民主党まにゅふぇすと農業政策

5b9b0640.今日の写真 きのこ堆肥を取りに行く 千葉の上半分をぐるりと回る 海沿いは暖かい 海風を受けて走る 2トンダンプの地響きが 気持ちいい
 農業を始めるまで 僕はどちらかというと こうした土木に近いものは苦手で 車の運転も サラリーマンで営業をしていたときは 街中とか恐かった 農業とは まさに実践で いろんなダンプを運転したりして 畑にはまったり 落ちたりして 鍛えられていく 今日も 畑がぬかっていたので どこまで バックで下がって後輪がOKなのか そういったことは 誰も教えてくれはしない 勘と経験の世界だ 単に 堆肥を積んできて 畑に下ろす というのは 簡単そうに見えるけど たぶん素人ではできない 軽トラックの運転すら まともにできなかった 昔が 懐かしく思う

 民主党がまにゅふぇすと を発表した 次の政権は民主党になるそうなのだけど 実際 自分に関係ありそうなのは 農家への直接所得補償 という項目だ 今までの農業政策を改めて 生産にかかった費用=実際の販売価格 と照らし合わせ 足りない部分は 直接補償する というもののようだ ふーむ・・・・ で 書いてるのを読むと 米・大豆・麦などに限定されて 野菜は除外されている(うー・・) ただ 生産の大小は問わない おお ということは 何ヘクタールやろうが わずか1反でも 補償の対象になるのかね?

 以前 NHKの農業討論番組で 北海道の大規模農家 小麦を作っている人が (作ったら作っただけ 政府が奨励金を出してくれるから 私はハッピーだ 年に一回は 海外旅行いけますわ) と豪語していたけど ま この民主党の農業政策に期待している 百姓は何人いるだろうか? どのような 政策を打ち出したところで 戦後の農業をだめにした総本山 農水省 が黙って見過ごすわけもなく たぶん あれやこれやで もめているうちに うやむやになるでしょう そして 相変わらずのハイペースで 離農する農家が今後も増えて 耕作放棄地が広がり 農業に関する議論や関心は 増える一方で 田舎は荒廃の一途を辿るという お決まりの道が待っていることでしょう(今や農家は全盛期の5分の1まで減少 専業農家はわずか41万戸!) もう 日本の田舎が 農 によって 蘇ることは 歴史上ないかもしれない 企業農業と 僕らのような零細個人農家がちょびっと・・ それだけが 歴史に埋もれた遺産として わずかに残るだけでしょう 都会のみなさん 日本の田舎は終わりつつあります 田舎暮らしブームだそうですが これからは 都会でしか 生きていけない国になりそうです しっかりお金を貯めて 来る老後に備えましょう でも ひょっとして 隣の大きな大陸の国に併合される可能性もなきにしもあらずですかな・・・(明日はどっちだ?矢吹ジョー風)

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