コラム・百姓から見た世のつれづれ

最新播種機 3つ星老獪寿司店 

ec447ab8.今日の写真 いつもお世話になっている高柳家さんの 最新機械 トラクターの後ろに装着する 種播機 うーん 凄い こんなのあれば どんだけ畑が広くても対応できるかな 畑で生きていくというのは 機械との付き合い 自分の手と 道具である機械 その二つがあってこその百姓だ

 いつだったか深夜 眠れずに起きてしまい テレビをつけると やっていた番組 あのミシュランで有名な 3つ星をつけた 老獪のおすし屋さんがヨーロッパの食の祭典に出る様子をやっていた さすが老獪の店 ねたはすべて 天然者しか扱わない 今は養殖が95パーセントだというのに 問屋には 残り5パーセントでもって アジなどは すべて開いて中を見てからしか買わない 凄いね 農業と違うのは それだけこだわったとして それを 価格に転嫁できるということだ つまり その付加価値を 客が認めて高い値段でもOKする ということが通用する世界だ まったくもってうらやましい

 ヨーロッパの記者の前で 寿司とはどういうものか を 実践して食していた 講義を聴いた 記者は (寿司とは日本の伝統文化であり 昨今の手軽な日本食ブームで安いだけの寿司は かえって こうした本物を駆逐する動きに繋がり 良くないことだとはっきりわかった) と答えていた 本物が生き残れるかどうか は それを見抜く消費者にかかっている 手軽な回転寿司と 老獪3つ星寿司店 それを共に残せるかどうかは 消費者にかかっている 農業の世界を見回して見ると はたして生き残れるのは どんな形だろうか?どこの国で作ったものかわからない 外国産と 僕らのような零細個人の農家のもの あるいは 大手企業が広大な農地でがんがん作ったもの それぞれが 生き残れる マーケットというものははたしてあるのか どうなのか 答えはたぶん あと20年ぐらいだね

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