新規就農

野菜がああ・・新たなスタートに立つ仲間~なぜそんなにまでして有機農業を?

 今日は出荷日 畑にだんだん野菜がなくなっていく 端境期(はざかいき)に入った 今年はこの暑さで 便りの茄子・ピーマンも9月に入り がくっと落ちてきた おくらも葉が虫に食われて 風前のともしび えんさいにいたっては ほぼ全滅 夏野菜が全盛期を終えて まるで 清原の引退直前のような 断末魔にも似た様相を呈してきた いやはや 毎年厳しいけど 今年はさらに 厳しい 果たして乗り切れるのか・・・

 今朝 いつもお世話になっている高柳さん (人参出たか?)開口一番聞かれる (いえ 全然だめです) (そうか・・・今年はどうしようもねーな 壊滅状態だよ 大根播けねーし キャベツの苗でかくなったけど 植えられねーしな) 有機農業 一筋40年 30件の有機農家を束ねて 関東の大手津々浦々有機野菜を供給している 法人の社長さんでもある高柳さん その肩にかかる プレッシャーはいかばかりだろうか・・・僕のような新米百姓ですら 今年は頭がくらくらするぐらいに ダメージ大きいのに・・・

 そんな中 うれしいニュースが一つ 以前 僕の農園に訪ねて来た 同業仲間が 成田に程近い 隣の隣町ぐらいに移転することが決まったようだ 移転・・・そう 彼は農園を移転するわけです で 僕も経験した農園の移転 それはそれは もう大変というわけで 彼には 是非 僕の苦労を味わって欲しくないと思い できるだけのアドバイスをさせていただいた(実際はアホ話しかしてないけど) そう 彼もまた たった一人で農園を移転して 第2の人生のスタートを切る こうしてまた 新たに ふぁっきん有機農業者が新しいステージに立つ 

 なぜ僕らは 有機農業をやっているのだろう ビジネスから見れば 効率は悪いし 実際の手間に比べて 慣行の野菜との価格差はたいしたものではない 全世界の為か? 環境の為か? 俺はこうだ! とはっきりと紋切りがごとく 言える有機農業者はどれぐらいいるだろうか? 実際は 自分の中のことと 外のこと そして 数字のことや農業の持つ特有の環境など いろんなことが ないまぜになって (これをやっていこう)と  その人なりに 決めているんだと思う それは人によって全然違う 場合によっては 慣行で行こうか? と考えている人は 結局のところ いつか農薬を使うことになるだろう  そうなんだ もう 僕にはよくわかっているんだ この農業の持つ世界の 幻想と現実が・・・幻を背負う ロックスターと歌ったミュージシャンがいたけど 僕ら 有機農業者もまた いろんなイメージで思われる コンビニにも行ったことないんですか? とか 聞かれることもあるぐらいで(ほぼ毎日行きます そして 毎日がりがり君買いまくります) 環境保全型農業 を自分がやっているという意識は僕にはまったくない(誰が言い出した?)

 職業としてか 趣味としてか 生き様としてか 男としてか 頭のいかれた人間としてか?(これにはイエスだ) 答えは 全部を含めた上で たぶん畑をやっている
 まさに 有機農業は ○○○k だぜ baby-  (デジカメ壊れて写真も動画もないのです泣く)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA