有機農業

台風 大規模農業

3dba5e6d.jpg昨日は台風がやってきて 夕方からどしゃぶり がっちりと畑には水が入って 灌水は完了 まったくもって 自然は凄い 一反の畑にいったいどれぐらいの水量が入ったのだろう 100トン?1000トン? 明けて本日 雨は助かったが 風も凄くて トンネルが何本か飛ばされている ま これもまた愛きょう 

 てことで がっちり畑が湿ったところで やることはたんまり 朝からトップスピードで仕事をこなす 苗を植えたり 種を播いたり 今日は風が秋の風で 冷たくて気持ちがよかった こんな風浴びたら 気持ちよくなってしまって 人参やら里芋やらの 悲惨さが飛んでいってしまう たぶん こうして百姓は つらさを忘れて次へと進むことができるんでしょう それが 農業の怖さです

最近 とある農家の方から聞いた話 養豚を家族でやっていて 自前で生産・販売を行っていた 順調に売り上げも伸ばして 直販のために 顧客数も増加 そこで 自前の分では足らず 仕入れも始めて ネットを中心に数字を伸ばした そして とうとう自前の生産を取りやめて オペレーターを雇って ネットを充実させて 全国規模の販売に対応できる形を整えた で ここで本来なら 成功しました 万々歳 となるわけだけど 実際は 社長となった そこの方は (いや なんといっても人件費がね・・・ 毎月目玉商品で開発しないと 顧客は離れていくしね・・・実際の利益はそうでもないよ・・ 昔がよかったかも・・) と言っていたらしい もうひとつ・・・

3町ほどをやっていた ベテランの有機農家さん 家族でがんばってやっていたけど このところの 有機野菜ブームに乗り 売り上げも順調に伸ばす そして 畑が8町にまで広がり スタッフも10名ほどに・・でも 勘所の作業は ご主人一人でしか対応できない そして とうとう 畑全部 手が回らなくなり 有機から減農薬へと変更 そう 有機農家から慣行農家へと 切り替わったレアなケースとなった 

 大規模農業へと移行できれば すべてうまくいくとは限らない もちろんんこれは農業に限った話ではないはず 一軒がうまくいき チェーン展開した途端につぶれる飲食店など 山ほどある こうならないためには 自分にできないことはできない と客観的に 判断した上で 自分にも他人もはっきり言う必要がある 理想や願望の混じった 数字や予測ほど 危ないものはない 自分の足元と身の丈 以上には人はどこにも行けない
畑であくせく働いていると たまに思う もっと ネットやSNSネットワーク?でいいの?
ツイッターとか? を使ったりして うまくやれば 売り上げとか上がるのかな? と
何やら 魔法の杖のごとく そうしたものを使えばうまくいくように思いがちだけど そんなわけはない もちろん そうしたものを利用して うまくいっている人はたくさんいるでしょう 自分で生産してそうしたこともうまくやる ということは 僕にはできません
 そう 来る21世紀ですが 永遠に縄文人です(こん棒持って追いかけることはできます 何を?) 今日の写真 今年ほんの少しの人参

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