自然や生態系

秋の雨 種まき 闇からの生還

c47d44d3.jpg昨夜も夜半に雨が降ったので 朝起きたら外は濡れていた この時期 朝はひんやりとしていて 畑はとても落ち着いている 冷たすぎず 土中では適度な湿り気で 微生物も落ち着いて各自 土づくりの仕事をしているように思う この時期の雨は 梅雨と違って うっとうしい感じがしなくて良い 自分の心の中に沁みとおるように 雨がゆっくりしていてほっとする これから 大地は冬に向けて より内省的になっていき 内部にエネルギーを貯めていく 土の中は別世界 そこで起きていることは 地上にいる僕らには遠い遠い遙かなる未知なるものでいっぱいだ

 今日もトラクターで畑を耕して 種を播く レタスを植えて ほうれんそうを播き 水菜も播く 寒い寒い冬になってしまう前に たくさんたくさん種を播くのです 

例のチリの救出で33人全員が助かった 2か月以上も暗い地下にいて 大変だったろう もともとそこが職場だったことが幸いしたかも・・・僕も畑に閉じ込められたら数カ月はもつかもしれない(それはどんな状況?)
 ネイティブの儀式にも 暗闇は重要な意味を持つ 原生林の中 4日間2メートルの輪の中で過ごす ビジョン・クエスト 何が怖いって原生林の夜の闇ほど怖いものはない たった一人 寝袋にくるまってテントもなく 野外に吹きさらし状態 闇が動くといえばわかるだろうか そう 人間には知覚できない 何か がもぞもぞ動いていて それはそれは恐ろしい 山や川など自然派 陽を浴びているときには予想もできない 何かが夜には動いている こんな時には どう対処するかといえば もう何もできないので 自分をさらけ出すしかない どうぞ 食ってください 的に明け渡せば アニマルたちは遠慮するかもしれない
 ま 実際は ネイティブの酋長が 結界を作ってくれているので アニマルたちは入ってこれないのだけど・・・山にいる 4日間のうち 最初の2日間は夜怖くて眠れなかったけど なんとかしのぐことができた 闇は 自分と向き合う状況をむりくりにでも作る それがつらい時もある 怖いのは外の世界ではなくて 本当は 自分の内側にあるものだ 
闇の中から 生還した彼ら これからどんな人生を送るんだろう なにやら大金持ちにみんななるみたいで うはうは人生がプレゼントとなったのだろうか? 
 今日の写真 今年のさつまいも ほんの少ししか作らなかったので 来週出荷予定で終わりそう

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