有機農業

俺の髪は? 農業はリズム~しかしてゴールはない

876c3e3d.jpgもし もう一度生まれ変われるという選択が可能だとして 実際に生まれ変わる選択をする人はどれぐらいの割合で存在するだろう? (いえ 僕は今のままの人生でこれからも生きていきます!)と 宣言してそのまま行く人は どれぐらいいるんだろうか? どちらが多く そして その理由とはなんだろう?・・・・(てか 髪の毛返して欲しいんですけど)

 今日は バイオダイナミック・カレンダーでは 果菜の日 てことで さあ!始まりました夏野菜 今日は研修生のTさんと 茄子・トマト・ピーマンの種まき第1弾です この寒さなので 育苗ハウスに午前中はこもりきりでひたすら種まき・・・今日の写真です 一番左が温床踏んだ場所で この上に夏野菜を置いて 発酵温度でもって 成長させていきます
すでに 春野菜でハウスの半分が埋まる 夏野菜と春野菜が同居しながら がんがん畑に植えてきます これでもう 今年のスタートシグナルが点滅したも同然 今後は1速から徐々にギアを挙げて まずは最初の難関コーナー 5月までアクセル全開で行く 6月に少し 緩めるけど 7月からは秋・冬野菜が始まり 暑さの中でさらに加速 そして 10月まで エンジンが焼けないようにいたわりながら 11月までレースは続く 12月の段階で この一年がどうだったのか という判定が下り 泣き濡れるのか シャンパン頭からかけまくりなのかがわかるという段取り(鶏糞かけるなよ) てことで とにかく スタートラインに立ったということです!

 「農業はリズム」~ 今日の夜から明日にかけて 大雪情報が出ているので 今朝は午前中から仕事はトップスピード 夏野菜の種まきをして 白菜植えてトンネルかけて 葉物播いて 畑ツアーで大根播いたところにトンネルもかけて じゃがいも予定地を整備してなどなど やること満載 夕方には 明日の出荷のために お野菜の収穫 今日は葉物を含めてほとんどを収穫してしまわないと 雪が降ったらアウト・・・てことで がんがん動いていく 研修生Tさんは まだ 僕がトップスピードで作業すると ついてこれない 
 農業の動きと言うものは スポーツのような俊敏なものとは違って ある一定のスピードで ずーっと動き続けねばならない それは 動きと動きの間に流れるものがあって決して途切れないもの 激しいビートではなく うねるような流れの中で 自分の体と畑と生態系を繋いでいく そのリズムに乗っていないと 畑からの情報が入ってこなくなる そして その動きの中で 次の展開が決まり どんどん天候や 状況に合わせて 判断を変えていく さっき Tさんに言ったことと正反対のことを 10分後には平気でやっていくわけで 戸惑わせてしまうけれども 農業とはそうしたものだ 

 基本はすり足で 足を高くあげたりはしない 頭を動かすと疲れるので 極力静かに速く さささっと動く 畑の中と言うのは 砂浜に近いので ばたばた歩くと 土がよそへ飛んで 作業がやりにくいので 一定の場所を往復する
初心者や見学者の人が畑にいると違和感があるのが その重心の高さ 手や足が長い人が最近多いけど それだと 畑の中歩くだけで疲れてしまう 農業は へその下 丹田に力を込めて 基本がにまた 一つの作業が終わるとすぐに次の作業に移って休まず くわで土寄せをしているときなどは Tさんがへばっているのがわかるけど 今日中に終えてしまわなければいけないわけで それは 僕が決めることではないので かわいそうだけど そういうこと

 ま いつか 一人で農業やれば すぐにわかるけど 誰も助けてはくれないわけで 黙々と作業をこなすことができて しかも それを継続できるのか が 農業で飯を食っていけるかどうかの分かれ目です(ま ゴールのないマラソンみたいなもんです・・・途中棄権もないしね・・・)

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