自然や生態系

2011年3月11 

b3d7afb8.jpgさて まずは 何人もの方から僕の安否を気遣うご連絡いただきまして ありがとうございます 僕は大丈夫です ここ成田はそれほどの被害などはありませんでしたが たぶん みなさんと同じように 電気・ガス・水道がストップしてしまいまして それと余震の影響で あまり眠れず 体力的にもきついここ数日でしたが なんとか やっております 
ただ 今後 ガソリン・軽油の不足が心配ですが 命があっただけでも 良しとすべきでしょう

 また お野菜の発送ですが 滞りなくお野菜はヤマト宅急便屋さんにお渡ししますが この混乱のため 時間どおりに到着するのは難しくなっております どうぞ ご了承くださいませ 昨日は研修生Tさんと 最後のじゃがいもを植えたりして 忙しく畑仕事をしましたが さすがに 今日は朝からちょっと 疲れが出て(皆様も大丈夫ですか?) そして 計画停電もあることで 今 ブログを更新しております・・・

 まずは 今回の災害で 被害を受けた方には心から ご心配申し上げます 1995年 関西大震災の時 僕は京都にいました その時とは比べ物にならないぐらい 揺れました
そして 東北の被害状況が詳細にわかってくるにつれて ちょっと 言葉では言えないような 衝撃を受けて しばらく畑にいても 作業に集中できない状態が続きました
おそらく 僕だけではなく みなさんもそうだと思います 今回の震災で 日本はそれ以前とは 違った国になったと思います 

命 というものを僕だけではなくて 多くの人が考えそして 社会にとっての命というものも同時に考えさせられました 自然災害は去ってしまえば 大きな爪痕を残すものの 一旦 脅威は減ります しかし 今回 福島原発のような問題は 現在進行形で 僕たちの命を脅かすもので これは 社会にとっての 命 という問題を 投げかけていると思います
 僕は 農業という分野にいて いろんなイベントやこのブログなどでも 今後の日本の農業の置かれた立場 というものを 一介の百姓という立場から 悲観的な状況にあるのだということを 一貫して発言してきました 
 しかし 今回の震災を受けて まだ 生ぬるかったんだなという実感を受けました こうした事態になってしまえば 社会での立場やその他の事はなにほどのことでもない ただ 命 ということだけが 重要になります そうしたこともあり ここ数日 自問自答する時間が続いていて この日記にも何を書いていいものやら という気分でした(多くの方がそうなのかもしれません)

 お野菜便りにも書きましたが 命のある限り お野菜を作り お届けするつもりです
それしか 僕にはできません 数えきれない方の尊い命と共に 飲みこまれていく 田畑やビニールハウスを映像で見た時に どうしようもない やるせないものがこみ上げました
人とは 無力です どうしようもなく無力です そして 生きている限り 何かを為すべく生きていかねばなりません 明日 火曜日 いつものように お野菜をお客様にお届けするべく 畑に出て 収穫して箱に詰めて お送りいたします 
 同じように 電車が止まったり いろんな大変な状況の中で みなさん仕事をされているかと思います 頑張って みんなで生きて参りましょう 今回 不幸にも被害に遭われお亡くなりになられた方々 心から お悔み申し上げます・・・今日の写真・・・春人参

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