さて　今日の写真　明日出荷予定の　じゃがいもを試し掘り　さあ　今年もじゃがいも掘りが始まった　今年の出来はたぶん　今一つかな　って感じ　今週以降　ようやく待ちに待ちました　じゃがいも君が入ります　お客様にはどうぞ　よろしくお願いします！
　てことで　じゃがいも掘りが　月末にかけて本格スタートするに合わせて　某機械農業機械大手メーカー　に芋掘り機を注文しに行く　１０年ちょっと有機農業をやってきて　ようやく今年　芋掘り機を買う決意ができた　もちろんお金なんてあるわけもないけど　もう　半ばやけくそで買う　３・１１がそれを後押ししてくれた　残りの命がどれだけあるのか誰にもわからないから　実現に向けて走るのみだ

　先週から　顧客離れがまた進む　一旦下げ止まったかに見えたけど　またじわじわと始まった　せっかく定期便になったかと思うと　たった　１～２回お野菜を取っただけで　気軽にキャンセルの連絡をいただく　たぶん　悪気はなく　通常のネット取引のような感じで　キャンセルをするのだろう　だけど　有機野菜の現場というものは　そんな気軽なものではなく　あくせく　やっているわけだけど　この現場と世間とのギャップが今更ながら凄いね　僕のホームページは　たぶん　そこそこきれいで　集客を目指して作ってもらったものだけど　なんというか　真実を伝える　ということの意味を思わざるを得ない・・・・
　今月　６月はこのペースで行くと　今年最低の売上げを更新するだろう　うーむ・・・これは約２年前の水準に戻ることを意味する　この２年の努力はなんだったのだろうか・・・・　てことで　まだ　決定ではないけれども　たぶん　次回の畑ツアー　７月３（日）が　最後になるだろう　もう遊んでいる余裕はない　こうしたイベントを定着させて次の展開を考えていければ　と思っていたけど　それも　終わった　また　初めから　出直して　もう一度農園経営を安定させねばならない　今年こそと思っていたけど　３・１１ですべてが吹っ飛んでしまった　

　今日　ゆーちゅーぶで　村上春樹氏のカタルーニャでの演説のすべてを見た　感動した　泣いてしまった　しばらく立ちあがれなかった　非現実的な夢想家　を目指すべきだ　と語る彼の主張は　まったく正しいものだ　たぶん　今僕を含めて　頑張っている多くの人が　非現実的な夢想家を目指しているのだろう　それは　常に　現実的な効率を求める人とは　相いれないものになる　一つの世界　一つの現実を生きていても　これほど　食い違った世界に僕らは生きることになる　過酷な現実が　常に僕らを待ち受ける　そして　時に　こうして　互いを支えあい　泣きながら　前を向いて戦っていかねばならない　有機農業とは　まさに非現実的なもので　夢でもある
　現実とのすり合わせが　僕はいまだに　うまくできていないのだろう・・・困ったもんだ