環境問題

8月突入白菜2本目 測定データと買うということ 

8月1白菜2本目定植

さて 8月に突入 いやはや 早いね 今年も残りわずか・・・ってのは 嘘だけど 僕のような有機農家というのは
この 8月・9月・10月が天王山 来年3月までの冬の野菜のほとんどを この10月末まででほとんどを作付ける
 特に 9月が最も忙しくて そこらへん歩いている猫捕まえてでも手伝ってほしくなるほどだ なので 実質 10月までで 終わってしまうのですね 11月に入ったらもう ペースが落ちて 来年の春の作付けを考えます
 それで 8月に入って 早速 白菜2番手を植え付ける(今日の写真) 半ば過ぎには 大根が始まり 怒涛の待ったなしの秋本番が始まります さあ ってことで 今日は気合いを入れた 8月の初日でした

 そして 明日出荷分のお客様から 畑の放射能測定データを入れます 結論から言えば 問題ありません
メインで使っている A・B畑は 0・13~0.17ミリシーベルトでしたので ほとんど自然界に存在する数値と変わりありません 近日中には TOPページにも掲載いたします しかして 東日本全域に 拡散したのは事実です
その中で 僕らは この放射能という目に見えないものと付き合っていくしか方法はありません 今後それは 数十年という単位で続くでしょう 30年後 東日本には どれだけの数の 農家が存在するでしょうか? 今こそ 消費者にお願いしたいのは 買い支える ということです 僕ら農家を買い支えてください それは 今の問題ではありません 30年後の世界に農家を残すために 今 買うということです 
 日本の食卓を支える 中国やオーストラリア 今後 中国は発展して賃金も上昇して輸入国になるでしょう さすれば 今のように安価な価格でいつでも日本に出してくれるでしょうか? オーストラリアは慢性的な水不足で 安定的に日本に農産物を送れるでしょうか? 自分の国の食べ物は自分の国で賄う これは 経済原則でもなければ 温暖化の問題でもなく ましてや自給率の問題でもありません 人としての礼儀の問題であり 人が生きる上での基本です(と 僕は考えてます)

 今日も畑は 寒かった 夕方 その美しい姿を残して去っていく 夕陽を眺めながら 汚れにまみれたTシャツの二の腕をこする セミが鳴きはじめて ひぐらしもそれに呼応して鳴く その音に耳を任せて 自分の汗の匂いが上がってくるけど それもまた 自然の一つ 今日もよく働きました 明日は出荷日 待ってくれている お客様に 野菜と言う大地から生まれたものを お届けする 僕が作っているけど 僕はただ植えたりデザインしただけ
 結果は 大地に聞いてくれ というのが 百姓の本音です てことで 明日朝早くから 出荷作業が始まる ずっと永遠に続くこの生活だけど 本当に 恵まれているんですよ 僕ら 百姓ってやつは・・・・・合掌

  

2 thoughts on “8月突入白菜2本目 測定データと買うということ 

  1. 測定値、拝見しました。事故以前の千葉の平均線量はどのくらいだったのでしょうか?自然放射能と、事故による放射能とでは。核種も異なりますし…。風評というよりも、考え方なのではないでしょうか。有機野菜を選ぶのと何が違うのか、いまだにわたしにはわからないです。弓木野さんのお野菜のお味が一番!とは思っています。色々試していますが、やっぱり弓木野さんのお野菜がおいしいです。

  2. >萩 さま
    お世話になります 事故以前の線量は詳しくはわかりません 核種というものもよくは知りません ただ 結論から言えば (大丈夫)というのが 僕の判断です お野菜 おほめいただきまして 誠にありがとうございます これからも よろしくお願いいたします

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