環境問題

 冬の畑と都内販売惨敗 そして 追いつきましょう!

11月27葉物に霜

今日の写真 連日 早朝畑に霜が降りる時期になりました 朝の畑はこの時期 厳しい表情を見せます 野菜たちはこのように 凍りついて 骨抜きの状態にされます まるで 冬という魔物が 畑のすべてを覆ってしまったようです でも 朝日を浴びて もうもうと大地や野菜から 湯気が立ち上り 再生していく様を見ると 命の循環が息づいているのがわかります・・・

 さて 先日の都内での販売 結果は惨敗・・・ま 予想していたことですが 赤字でした やはり 都内での販売は難しいですね いろいろと反省をしながら 帰りの軽トラでは ぐるぐる頭を回していました・・・ 今回 僕が注目したのは お隣で販売していた 慣行野菜の業者さん・・・ ま 僕とは 考え方も やり方も違います そして 何よりも生産者ではありません なので じっと観察していて とても勉強になりました(なんせ こちらのブースは閑古鳥でしたから時間はたっぷりありました) 僕は 生産者なので 畑から物を考えています 生産というところから 販売を発想しているわけですね ただ それでは 販売というところは やはり 素人も同然 お隣の業者さんは やはり 客あしらいもうまく 数をこなし 誰が作ったものかなどは お客さんも気にしてないし 当然 気にしてません ひたすら 安価な価格で売りまくります 11月末のこの時期 きゅうり なす トマトなどがバンバン売れてます 旬もへったくれもありません 豊富な仕入れで レパートリーも豊富 僕の寂しいブースとは
格段の差でしたね・・・ これ以上居ても 無駄とわかり 昼過ぎには撤退・・・すごすごと帰りました

 今回 僕が一番驚いたのは ただの一人のお客さんからも 放射能のことは聞かれませんでした 販売にあたり 僕がホームページ上で掲載している 数値のデータをコピーして 気にされるお客様には 配布した方がいいのだろうか? と思ったのですけど 当日 その数値を口頭でお伝えすれば 事足りるかな? と思いまして 臨んだわけですが まったくの肩透かし・・・いったい あの風評被害とはなんだったんだろうな? という感じでした ただ 今回 出店したことで 次が見えます まだまだ あきらめてません 最初からうまくいくことなんてないのが この業界 試練とチャレンジが必須なのですね・・・

 地下鉄メトロのフリーパーパー (メトロミニッツ)に掲載されたことで ほんのちょっとお試しセットの申込みがある 3・11以降 ほとんどなかった新規が増えることを願う そして このメトロミニっつの雑誌 なかなか内容が素晴らしく 環境先進国 デンマークの現状をやっていた そう パーマカルチャーでは知らない人はいなく 泣く子も黙るデンマーク 全くの素人にでも 来年から 新規で有機農業をやりたいんです という人に ぼん!っと100万単位の 国から現金渡す 凄まじい国です(俺もデンマーク行けば良かったか?)
 で 当然 エネルギー関連も その状況は素晴らしい ロマン島という事例で 今や世界中から注目されているわけですけど なんと 10年で建設費を回収 残りの10年で1000万(!)以上の キャッシュが手元に残るそうな・・・・(まじ?そしてこれが 副業でいいというのがまた凄い)
 最後に 編集者の感想が載っていたけども・・・やはり 環境に対する 民度が高いとのこと (あまりに安すぎるスーパーの野菜は 農家を圧迫しているだろうから買わない) とのコメント・・・・うーむ みなさんこれ聞いてどう思います?

 今の 日本の状況を変える力を持っているのは たぶん 消費者だろう そして その消費者に訴えかける力を持っているのは 生産者だろう 消費者を変える力を持っているのは 政府でもなく 流通でもなく JAでもない 僕らのような 生産者だ だからこそ 自分の言葉で伝え 自分の考えを 消費者に訴えていくしかない
 この国は 遅れている 少なくとも 僕がいる業界はそうです 後進国です なので 明治維新のように 欧州の優れた点を もう一度 この国の実情に合うように 取り入れて 追いついていきましょう(あと 30年?100年?) 

4 thoughts on “ 冬の畑と都内販売惨敗 そして 追いつきましょう!

  1. 初めて、コメントします。

    私もメトロミニッツをみて、野菜をお願いしました~。同じ、千葉県在住ですし・・。

    弓木野さんのブログを読ませて頂いて、ますますお野菜が楽しみになりました。

    農業の世界は保守的と聞いています。私の父の実家も農家で肌で感じます。いろんなことあるとは思いますが、応援していますよ。

    お肉を受け付けない体質なのでお野菜がなくては、私は生きていけないのです!なので、大切なお野菜を作ってくださる、生産者の方応援してます。

  2. >コメント 恐縮です 今回お野菜ご注文いただきましてありがとうございます!はい こうして応援していただいている限り 生産者はやっていくことができます ご期待にこたえるべく 精一杯 畑仕事に精を出します こうして お会いできて 本当にうれしいです ありがとうございます!

  3. 確かに、こっち(東京村)で生活していても、放射能のことを気にして購入してるだろう、なんて人、ほとんどいない。

    スーパーで売っている野菜は、放射能の降り注いでしまった場所のものばかりだ。それを、みなみな購入している。

    私や弓木野さんやお客様のように感じる人は、結局のことろ、ほんの数%未満の人々なのだ、と思うことが正しい把握なのかもしれない。

    そう考えたら、有機やバイオダイナミックを志向するような限られた人々に販売することを諦めて、もっと一般の人々(できれば、近い人々がいいですね)を対象に売ることを考えていくのが良いのかもしれない。

    ほとんど、助けになっていないけど、心だけは応援しておりますので、長生きしてくださいね。

    ファイト 一発☆ユミキノ タケシ!!

  4. >しほしほ様
    いつもお世話になります いつも応援していただき ありがとうございます! 何百歳でも生き残って畑やりますよ! ではではー

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