昔の話~農業に至った経緯

ビタミン大根輪切り そして春へと・・・昔の写真より

11月22ビタミン大根輪切り

今日の写真 今 出荷中のビタミン大根 こうして輪切りにして 生でかじると 大根とは思えない甘みが・・・うーん 僕はこれ 好きなのですね 普通の青首大根 よりも こちらが好きなので こうして作っています お客様 どうぞ よろしくお願いします

 今日 里芋を掘り ヤ―コンも少し掘り そして 白菜の紐縛りも終了 と この冬の時期に備えて 着々と仕事を終えていく もうすぐ 12月・・・ そして 春の作付けも始まった 春大根のトンネル栽培もスタートして これで 気持ちは 来年の春へとモードを切り替えていく 今年は いろんなことがありすぎて いまだに 心は落ち着かないけども 畑が何をすべきかを 教えてくれるだけ気持ちは楽だ 12月になれば これをやれ あれを考えろ と 畑に立っていれば すべてを教授してくれる 僕は それに従っていけばいい(もちろん思いどおりにはいかないことが多いけども) 
 皮肉なことに 今年の売り上げ最高は 3月だ そして あの日以降 売り上げは下降線辿る一方・・・ なんとか 下げ止まった感はあるけども 全くもって 増える傾向にはない 有機農業をやって 10年ちょっと・・・こんなことは今までなかった なんとか頑張っていれば 少しずつ少しずつ 顧客は増えていった それに 慣れていたから 売り上げが下がる なんて 全くもって 想定外・・・夏にはもう あきらめモードでなるようになれ と思ったけども 今は 新規で農業の世界に飛び込んだ時のように 心を鬼にして 新たなチャレンジを求められているように感じる
 たぶん ずっと こんな調子でもって 百姓暮らしは続いてくのだろう いやはや・・・・

 先日 実家から 僕のすべての荷物が送られてきた もう 両親には何年も会ってなかったけども 納屋を整理したそうで 幼少のころからの持っていたものなどが まとめて 宅急便で送られてきた ほとんどが 必死に集めた レコードが大半だったけども(レコードって!針もプレーヤーもないぜ!) その中に 10代後半の写真があった  思わず めまいがするような代物だけれども(髪は肩にかかりサングラスにまっ黒けの衣装にとがったブーツ俺はその時 どうかしていたんだと思う それは今もか?) その頃の どうしようもない やるせない気持ちが思い出された 
 10代や20代が心ときめく青春なんて 絶対言わせない あれほど 残酷でつらくて 悲しくて そして 金もなく(今もそうだが) 何ら手にすることができない時代なんて 二度とごめんだ  
今 40代半ばにして ようやく 何かを手にしつつあるのを感じる 石ころをひとつ また ひとつと重ねていくように 着実に何かを積み上げていくことでしか手にできないもの それを 手にしつつあるのを感じる 
 たとえ 放射能が降りそそぎ 来年は 畑の真ん中に 隕石が落ちたとしても もう これ以上 俺からそれを 奪うことはできやしないぜ!(うーむ 何も変わっていない気もするな10代のころより・・・すでに劣化?)

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