コラム・百姓から見た世のつれづれ

脅威の人参ジュース! ソーシャルメディアと労働の価値

2月29T農園人参ジュース

さて 今日の写真 隣町で有機農業を営むT農園さん もう数年の付き合いになるけど 昨年の冬に作った人参を加工してジュースを作った その数なんと 数千本!!! おお!勝負に出ました まだ籍を入れて1年に満たないこともあり やる気まんまん 家もローンでもって購入したり まさに 勝負に出ていて凄いね 
 ま これからの農家は 加工なんて当たり前 いかに 独自の戦略でどう売るのか? そのオリジナリティの差が勝敗を決める 僕はまだ そのレベルには達してないけども 今後は 新しいこともやっていこうと思う

 今日のネタ ソーシャルメディアと労働の価値(おお かっこいいテーマだと思いませんか?)

ラジオでのねた ソーシャルメディアが華々しい時代に入ったわけだけども とある先進国で 飛行機のチケットサービスに このソーシャルメディアを使おうという試みがあるらしい 具体的には 飛行機のチケットをネットで予約するときに 隣の人を選べるサービス フェースブックやらでその人のプロフィールを見て 坐りたい人の隣を予約できるというわけですな いやはや・・・偉い時代になったもんだ
 当然 僕は百姓なので 隣に座る人がいると思えない・・・だって 懐に生ぬかとか鶏糞とか隠し持っているとか思われるに違いないからだ (え?そんなこと思わないって?被害妄想か?てか機内で散布してどうする)
このソーシャルメディア どのように今後使われていくのか それによって 社会がどう変化するのか? 最終的には 人の心 にかかるように思う だけども 人間の史上始めて 人が繋がるその仕組み そのもの その形のないものが ビジネスとなり 巨大な利権を生んだりしていることに僕は本当に驚く それは 何らかの思想というか 概念の発見とも近いのかもしれない・・・・いやはや

 心がもやもやしているときに みなさんならどうされますか? 日常いろんなことがあると思うけども 人によってその解決策は違うと思います 僕は 仕事をします そしてそれは できるだけ 難しくてそして身体を使って できるだけ大変な地道な作業を選びます 今日の仕事はそれでした 草だらけになった畑の中に 昨年作付けして眠っている マルチをはがします 草を抜くだけでも重労働な上に さらに マルチをはがすのは 僕が 有機農業7大地獄 と呼ぶものの一つです 今日はひたすら この作業をしました 
 労働の素敵なところは 何も考えなくていいことです 頭をからっぽにできます そして 終わったときに 何かが自分の中から生まれることがあります(生まれないときもあります) 充実感であったり 何かのヒントであったり 何よりも 自分の深い部分と繋がれるのが一番大きいと思います その意味で 労働 というものは 価値のあるものだと思います そして 先のこのソーシャルメディア 人と繋がるこのメディアの中で そうした 個人の深い領域にまで到達して 分かち合うことが果たして できるでしょうか? ネットは 表層だけでしか繋がることのできないものとすれば この ソーシャルメディアは その弱点を克服することができるでしょうか?
 労働そのものを 分かち合うには 同じく労働をしなくてはいけませんが それなくして 繋がる方法が今後もしあるとしたら それは 秘めた可能性をもっている のでは? と 思います・・・・しかして 今日は腰が痛い 

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