昔の話~農業に至った経緯

春1番 残り少ない里芋 ただひたすら奇跡を待つ・・・俺の故郷

3月12落陽と管理機

さて 今日はここ成田でも朝から快晴 そして ようやく春1番が吹く はい 春です 春が来ました これで もう待ったなし 農繁期に入りました いよいよ これから 夏野菜を植え終わる5月末まで一気にスパート そして 6月はちょっとギアを落として 7月からは秋・冬野菜で10月まで ラストスパート はい 3月~10月まで ほぼ集中して 仕事をする時期です これで 2012年がようやく本番を迎えたわけです 昨年以来 厳しい状況が続く 2012年ですが それでも こうして春が来ます それは 素敵なことだ 季節を味わえるようになるには ちょっと余裕がない 我が農園なわけだけども それでも 楽しみたいと思います・・・・・
 
 今日の出荷調整で 里芋を貯蔵穴から引っ張り出す だんだん奥が近くになり それは数が減っていくことを意味します はい なんとか種イモも含めて 残さねばですので ちょっと 量を今週から減らします どうぞ ご理解くださいませ 今年の芋をふせこんで 来年の里芋になるので とても大事なのです こうして 繋いでいけることは 百姓としては とても 大事なことなのです そして まさに 命を繋いでいくことと同じなのですね・・・

  幼少の頃 育ったところは 敷地がとても広いところだった 別にそれは金持ちとかではなくて 敷地自体が 工場のようなものでだたっぴろいというだけのこと そして その中を走りまくって 毎日 遊んでいた まだ 道は舗装道路もそれほどなくて 峠を行く道路はまさに どこか遠くの異国の地のように いつもうす暗く 学校帰りなどは 走ってそこを抜けたものだ そんな ジャングルのような 田舎で育った僕は 今でも よく見かける 集合住宅地などを見ると いやあ よく住めるよな・・・とか 思ってしまう なんせ 隣の家まで 数百メートルだったので
近所という感覚が いまだにあんまりないのですね 
 当然 大学が受かり 都市に住むようになり マンションやらアパート数知れず 引っ越しをして 暮らしてきた 
若いころなんて 寝れればどこでもいいし 自分が将来 土地を買い 家を建てるなんて 想像は一度もしたことはなかった それは サラリーマンになり 30年ローンを組んで 銀行に生涯を捧げるなんてまっぴらだ! とずっと思っていたわけで それは 農業の世界に飛び込んでも同じだった
 そして 成田に来て 5年 今 自分の残りの人生を考え始めて 生まれて初めて 自分の故郷をつくらねば と思うようになった まったく 皮肉なものだ すべてを捨てて 百姓になり あらゆるしがらみから 自由になりたかったのに 土地や家を自分で構築しようと模索している 足場を固めたい それが 畑をやることの最後の夢になるのかもしれない ま 当然 そんな金も何も なんにもない 常識で言えば 僕がそれを持てるのは 奇跡 でも起きない限り無理だろう なので まあ ただただ それ(奇跡)が起きるのを ひたすら 待つ のですなあ・・・・(頼みはそれか?) 今日の写真 落陽と管理機 じゃがいも植えた 

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