『旬の有機野菜セット』

5月第3週「旬の有機野菜セット」~えんどうアウト!ババーン!編 小売りの現場25円→10円→30円 

5月15えんどう出荷

5月第3週「旬の有機野菜セット」~えんどうアウト!ババーン編

じゃがいも(きたあかり) 春大根 葉付き人参 ブロッコリー+茎ブロッコリー+カリフラワー 小松菜
ちんげんさい ニラ えんどう

 さて 5月も中ば この雨が終わったら いよいよ暖かくなり 夏がやってく準備に入るようだ そして 畑も草が生えてきて 一日が立つたびに 変化していきます 今日の出荷 なんといっても えんどう君 うーむ だんだんと最盛期を迎えるわけだけども これ収穫に時間がかかるのですね 今日はこれだけで 1時間かかっても全部 取りきれない うう・・・ まさに気分は ガキの使い・・・ババーン!遠藤アウト! です でも まさに 春の息吹満載 生でかじると 独特の甘みが口の中に広がります

 朝から雨 朝5時起きて必死に収穫そして 出荷終わって昼の3時過ぎ その時点では雨もかなり降っていたので ちょっと 家に帰り 事務仕事をしてから ハウスで種まきでもしようか などど考えていて ほんのちょっとソファで横になったら 気づけば 夜の9時を回っていた(そうさっき起きたのです) うう・・・・電気はつけっぱなし パソコンもそのままで ラジオは流れたまま・・・疲れというのは コントロールできる部分とできない部分があります
 そして そこには 気持ちの問題が直結しているわけですね どこまでが無理で どこまでが気合いで乗り切れるのか 終わりのないリーグ戦を戦っているわけですが バランスを崩すと 一気に崩壊していきます

 これ書いている時に なんとなくぼーっと見ているとやってます カンブリア宮殿・・・スーパー小売りの現場をやっていた いやはや・・・最前線は凄いね 激安スーパーの内情 ニラを卸業者が市場で25円で競り落とす→激安スーパーは売り切りの時間が迫ることを利用してなんと 10円!でまとめ買い→激安スーパーの店頭には
30円で並ぶ 同じように ほうれんそう 65円→35円→50円 という流れ これ 全部 生産者が時間をかけて作った 農産物です 今日 僕もにらを出荷しました それが 1束 10円で売られるとわかったら 僕ならば出荷しません(あほらしいですもんね) 
 そして こうしたものが チラシを握りしめた消費者が殺到して 卵なんて10個で 7円! それを買うのですね消費者は・・・・

 当然 こうしたものは 人の口に入るものです 僕はビジネスや流通の仕組みというのは よくわからないのだけども こうした商取引きの現場やバイヤーの顔つきを見れば 生産者の気持などは 1ミリもないの明白 消費者しか向いてない (お客様は神様です) じゃ (生産者は奴隷ですか?) これ 同じコインの裏と表でしょう
 僕は こうした仕組みそのものが なんだか 人としての 礼儀を欠いたものに思えてしょうがないのですね 実際に畑で 農産物が作られる仕組みを見ていると ある程度 そこには 秩序があり 命が宿り 粛々とした厳正な何かが存在します でも 一旦 流通に乗った瞬間 そんなものはどこ吹く風 どこか 下品なものになり下がっているような気がします 
 (あまりにも安くて生産者が気の毒で買わない) これは 以前このブログでも書いた デンマークだかのエネルギーも含めた完全自給しているある小さい島でのインタビューだ 結局のところ 生産ー流通ー小売り
これを決めているのが 消費者の意識だ そして 僕が挑戦しているのは まさにそこなのだ そこに切り込みたいといつも思っている しかして 2012年 5月半ばの時点では ほぼ降格間際の最下位が見える位置に低迷している はは・・・偉そうなこと言ってても この市場から追い出されそうになっているのは 実は こちらだったのですね あと残り 10年?20年?かかる 長い長いリーグ戦だけども トップに立てなくても 降格圏内の脱出は計りたいと思います

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