新規就農

霜 売り上げ・・・・「私を離さないで」~人が生きる意味

11月27葉物に霜

今日の写真 葉物に霜が降りる季節となりました・・・・さてもう12月の師走 そして この12月が今年最低の売り上げ更新となるのは間違いない 昨年の震災以来 顧客離れが進み 今はもうなすすべがない状態・・・すでに 我が農園は 危検水域に突入し始めた 昨年来 売り上げを回復すべく必死に売り先など挑戦してきたが すべて効果はなし 打つ手は今のところない状態だ・・・・

 メインで使っている育苗ハウスのあるA・Bの畑の入口の少し離れたところに 小さな鉄工所の工場があった おじいさんと何人かの従業員がやっている よくある 下請けの工場だ 今年に入り 休みがちでシャッターが下りたままの日が続くなと 思っていると 今日 おそらく工場を畳むのだろう いろんな引き取り業者らが来ていて 精密機械などを運び出していた・・・・僕がこちらに来たばかりのころは ハウスの中にまで入ってきて 世間話するような 元気なおじちゃんだったけど やはり 今日の顔色は良くなかった・・・・世間は不況なんでしょうね さすると こうした 下請けの下請け業者が一番先に切られてしまう・・・・これから あのおじいさんは どうやって生きていくのだろうか・・・まさに 明日は我が身・・・・

 ネットで映画を見る(何も考えないで冬の夜をやり過ごすには映画が一番) 「私を離さないで」 というのが 邦題
数年前にヨーロッパではベストセラーになった有名な題材らしいのだけど 僕は知らなかった SFなのだけど全然そうだとは思えない 科学の発達により クローン人間が作られ その子供たちは世界から隔絶された きれいな田舎の宿舎のような学校で育てられる 学校生活は楽しく 子供の素敵な笑顔であふれているけども ある日 突然 女の先生から言われる・・・・(あなたたちの運命は決まっています それは それは将来若いうちに 臓器を提供して それで人の役に立つのです ですから時間はあまりありません 生の意味 生きる意味をどうか 考えてみてください・・・) そう 子供らは 大人にはなれない あくまでも 臓器提供するためにだけ 生かされた存在 18歳を回ると そうした 施設に送られて 順番が来て 臓器を抜き取られていく ある人は目 足 そして内臓など・・・ 通常は 3回程度そうして 役に立ち 最後が来ると (終了)といって 死が訪れる 当然 かなり負担が大きく 精神的にも参るので 介護人として 仲間のクローンが一人に一人ずつサポートする 物語はその未来のない世界を淡々と描いていく 日本のかつての 神風特攻とは違う 何のエクスタシーもなく ただただ 将来のない 人間が死を待つとして それでも どう生きていき その意味を見出すのか・・・ 主人公はその状況を静かにただただ 受け入れていく 

 みんな誰でもそうだけど 明日の朝 目覚める保証などない 昔 僕はネイティブの儀式に参加した時に かつて 何度か 遺書を書いて臨んだ そう こちらに戻ってこれるとは限らない 死と再生の儀式 でも それは 生きる希望を見出そうとして行う行為だからまだいい 先の映画のような状況で 正気を保てるのだろうか みなさんならどうですかね・・・・いろんな意味で 生きていることに 合掌・・・良かったら是非 見てみてください・・・

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