１月第２週「旬の有機野菜セット」～落花生も入ったよ編

　里芋　じゃがいも（きたむらさき）　人参　おふくろ大根＋聖護院大根　キャベツor白菜　小松菜　ルッコラ
　落花生（おまけ）

今日の写真　落花生　いつもお世話になっている高柳家さんから落花生をいただく　これは　落花生を機械で２０分程度　あぶるのだけども　その際　くずとなって正規品から漏れたもの　ま　中には殻だけのものも含まれているので　ちゃんとした　パッケージの商品にはできなくて　毎年　それが大量に出る　なので　いつも　こうして譲っていただく　食べると　やはり　美味しい・・・・・

　さて　年始も明けてしばらく経つ　毎年　新年になり　３が日を過ぎたころに　地代（畑を借りている代金）を持って
地主さんのところを回る　３ヘクタール分の農地の地代は結構な金額になる　お正月早々　大金が飛んでいくのだけども　畑があってこそ野菜が作れるので　文句言ってたら　ばちが当たるというもの・・・
さて　そこで　今年ひとつ　トラブルが持ち上がった・・・昨年秋に借りた　一枚５畝（１反３００坪の半分）という狭い畑　隣でやっていた僕が自分から声をかけて　借りたものだった　しかして　この正月・・・詳細は書けないけども　急に　返さなくてはならない状況になった　もちろん　畑にはまだ　大量の作物が生育中・・・３月出荷予定の　キャベツ・ブロッコリー　そして　小松菜・・・と　運悪く大量に作付けがしてあった　ふーむ　ま　こういうことは　田舎ではまま　起きること　仕方なく　生育中の野菜すべて引っこ抜いてすべて廃棄・・・・なので　３月予定の　キャベツやブロッコリーなどはありません・・・・うう（泣く）

　田舎において　畑や土地　というのは　とても難しいものだ　すべてお金や契約ですぱっといく都市で行われているような関係性ならば　僕のような　新規就農者は　どれほどありがたいだろう・・・しかして　田舎では　契約自体成立しないし　そうした　方向性の話を持ち出せば　ほとんどの地主さんは　嫌がるだろう　もちろん　ほとんどの地主さんは　良い人だ　中には　外からやってきた僕を応援してくれる　ありがたい地主さんまでいらっしゃる　しかして　今回　お正月に初めてお会いした方は　菓子折りを突き返された上　どこの馬の骨だ　と面と向かって言われた　昔ならいざ知らず　最近は　自分も専業農家として　そこそこになってきたか的な勘違いをしていた矢先　横っ面を張られた気分で　菓子折り片手に　暗い夜の道すがら　久々に　屈辱を味わった・・・・
　僕は　あくまでも　耕作放棄地のような　地主さんがおやりにならない　畑を借りている　当然　今借りている古民家も最初から放棄されていて　家賃も地代もいらない　と言われたけれども　払うようにしている　何も　人がやっているところを借りたいとかいう話でなくて　あくまでも　先方にも良い話だと思うからこそ　僕は　出向いて頭を下げることにしている・・・・その次　２回目訪問もまた　菓子折り受け取れないとのことで　門前払い・・・・いやはや　これで　打つ手はなくなった・・・・

　都市で行われているほとんどのことが　金と消費　に結びつくことで嫌気が差して　田舎へ行き　百姓になった
もちろん　田舎はパラダイスではない　金さえあれば楽に暮らせる都市とは違って　田舎では　血と地と力が入り混じった複雑な構造になっている　僕のような　アウトローは最初から孤立しているし　どう転んでもうまくは立ちまわれない　ま　こうして　正念場の２０１３年が始まったわけです　のっけから厳しい状況ではありますが　それが　農業というものです・・・・・