コラム・百姓から見た世のつれづれ

定植時期を迎えたズッキーニの苗 ガソリン高! 3月春に思う

3月20ズッキーニ苗
今日の写真 これはズッキーニの苗 今週末には畑に植え付ける いよいよ夏の作付けも入ってきた 次はきゅうりにインゲンと続いていく 怒涛の待ったなしの畑仕事がやってきました 春が来て 百姓はてんてこまいになるのは 例年そうなのだけども やっぱり暖かくなり 大地が目を覚まして それと同時にこうして 忙しくなるのはうれしいことだ よく仲間の有機農家と話すけども (畑に種播くと落ち着くよね・・) そうなんですね パン屋さんが麦をこねこねするがごとく 百姓は 種播いたり苗植えたりしていると それは 基本的に楽しく うれしいことです・・・もちろん 病気や虫にやられたりは 織り込み済みなんだけど それは 種播いた段階では見えないからね・・・

 ガソリンが高い・・・・毎回2000円ずつしか入れないのだけども それでようやく軽トラの燃料計は半分を差す
うーむ 僕がまだ 農業研修をしていた時代には たしか 軽トラ2500円で満タンになったと思う 今は4000円以上入れないと満タンにならない・・・いやはや・・・円高 そして 円安 ・・・経済は年単位でめまぐるしく変わるけども ポイントは何かと言えば 経済がどうであれ 円やドルがどうであれ 庶民はそれと関係なく どう生きていくかにある こうした大きな世の中の流れの動きを いち早くつかんで 波に乗れるような優秀な人はどうぞ 頑張ってください でも 多くの人は 僕と同じ ぼんくら でしょう 景気がどうであれ どうやったら つつましく幸せになるのか ということを念頭に置くことが大事だと思う ある意味 世の中の動きなど 自分には全く関係ない と言い切ることで 自分が見えてくるということはままあること ま 僕は 今までも そしてこれからも 世の動きとは全く関係なく 自分の目指すところを目指していこうと思う

 3月のこの春先の時期は 体調管理が大変だけども やはり 人の生活が動き出している感じがしていい 僕は今でもこの時期になると 思い出す 初めて育った田舎を出て晴れやかな気持ちで都会に出ていった時のことを・・・本当に田舎で ○○村~というジャングルに近いところで育った僕にとって ようやく 待ち望んでいた瞬間だった へへへ! 二度とこんな田舎に帰ってくるものか! と 声高らかに心中叫んで田舎を離れたものだ・・・
 そして 今 何を一番思い出すのかと言えば 荷物を抱えて出て行く時の 母の顔と言葉だ (フライパンは水で洗ったらだめだよ ちゃんと食べるんだよ しっかりやれよ・・・などなど・・・) その時は何にも聞いてなかったけども この歳になり 痛いほど その言葉が耳に残る そして今ははっきりとわかる どれだけ 母はさびしかったことだろう どれだけの気持ちをその時に込めたろうか・・・結局のところ 僕は母の望む人生を送ることはできなかったし これからもない そして それは 僕に限らず 多くの人に当てはまることだろう 結局のところ 親の自分に捧げた思いを 子はどうやって受けとめることができるだろうか それは 一生続くだろうけども 恩返しして チャラに出来たかも?と自分が死ぬ時に思える人は 果たして何人いるだろうか? いたら凄いな・・・・

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