新規就農

茄子ととうがん 酷暑 イチロー選手 業務提携

8月7なすととうがん
今日の写真 これは何でしょうか?はい 右がとうがん 左が緑の茄子 です とうがん 研修生以来だろうか 今年試しに作ってみました これは ミニとうがん という品種です これならば 切らずに一個そのまま お客様に入れられそうですね 端境期(はざかいき)ちょい前に出荷できる1品目を探していたので これでいけそうです 来年 本格的にきちんと 作ってみようかと思います・・・・

 さて このところの暑さは尋常じゃない 先週金曜日 段ボールにお野菜詰めて 宅急便の営業所に箱を渡した時点で もうアウト・・・ダウンしてしまいました 翌日 そしてその翌日と めまいはするし なかなか外に出れなくて・・・まったくもって困ったもんです 農繁期の真っ只中ですが どうにも体が動きませんで・・・ま よくあることですが 農繁期に必ず 一回はこうしてやってきます 今日も なんとか午前中の仕事を終えて 昼間一回家に帰り 休みながら このブログを書いています(自宅のクーラーがたまりません・・)
 世の中に たぶん 楽な仕事って 実はひとつもないのだと思います そして 農業は確実に楽な仕事ではありません 昨日 ばてばてになりながら ネットの動画で ヤンキースのイチローのインタビューを見ました・・・・(僕はとてもじゃないけど 野球は楽しくて素晴らしくて と子供たちに 推薦できる仕事だとは言えないんですよ・・)と言っていた 凡人からは想像もできない世界のプレッシャーの中で 結果を出してきたイチロー選手 日本にいたころより
苦悩と葛藤の中でやってきたことは 容易に推察できる あれだけの報酬を手にしながらも ひょっとして 割に合わない と思っているのかもしれない・・・・・
 僕もイチロー選手のように(全くレベルは違いますが) 農業って自然の中で楽しくて 自由があって素晴らしい! とは とても言えません 農業をやってみたいという新規就農希望の若者たちには 絶対に勧めません イチロー選手のように 苦難を乗り越えたとして(たとえ晴れて農業者になったとして) 高額な報酬などありませんし とくに 他者から尊敬されることもありません 田舎に普通にどこにでもいる農業者の一人になるだけです(それも末席に・・)
 しかして・・・それが 仕事と言うものであり 生きるということでしょう 今回の人生はたまたまそうなっただけのこと
それでも じゃあ なぜその仕事をやっているんですか? と よく聞かれますが そこには何か秘密と言うか マジックがあるのですね・・・・(じゃなきゃとっくにやめてます・・)

 このところ いろんな問い合わせがある 法人から個人から・・・ちゃんとした会社のような組織から なにやら業務提携のような話も多い 今度ジュースを販売する会社を立ち上げるのでつきましては 年間○○トン程度の お野菜の提供を~とか・・ BD農法をおやりとのこと 今後ワインの製造も含めてブドウ栽培をお願いしたく~ うーむ どれもみな 僕一人で 小さく小さく農園をやっている ということを理解していない 範疇の話です(人参トン単位って 借地にブドウの木をどうやって植えるんだ?あ?) 
こうして 農家をやっていると 本当に農業の世界のことを理解してないところが多いんだなあと感じる(しかも食品関係であっても) たぶん 連絡して お金さえ払えば いくらでも 農産物や野菜を送ってもらえると思っているんでしょうな そうした まるで アマゾンやら何かと同じぐらい 安易に考えているのがメールから読み取れる 僕は そうしたところはすべて 無視するか 相手にはしない 僕が農家として食べていけるかどうかは 大手の業者ではない 個人の一人の消費者であり そうした支えてくれる その一人の消費者の方の家族やそこから口コミでご紹介いただくお友達の人 のおかげです そうした ほんの数百人の方のために その方々のためだけに 僕はこの暑さの中 畑に出る・・・・(と かっこつけたいけども イチロー選手ぐらいの報酬ならば考えてもいいぜ・・・お前は金に魂売るんか!あ?)
 

 

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