田舎暮らし

ピザ食す 現代美術家 大竹氏~田舎でアート

10月24昼間にピザ
今日の写真 ピザ屋さんです・・・今日は朝から 雨がしとしとと降りしきる 畑は先日の台風でがっつり潅水というレベルを超えて 収穫に入るのに 足首が埋まる箇所もあるぐらいで もう これ以上は雨はいらない しかして また台風がやってくる・・・うう 崩落した畑の箇所が これでさらに ということも考えられるわけで まったくもって頭が痛い・・・・ なので 当然 畑仕事ができず・・仕方なく 研修生と ひたすら じゃがいもの芽かきを行う 
 越冬用の きたむらさきもかなり傷みがひどくて 3分の1が廃棄・・・毎度毎度泣く うーむ 越冬用の色つきで保存がいい品種ってないものだろうか・・・・シャドークイーンもひどかったしな・・課題だ
てことで 一日中 腐ったじゃがいもに囲まれていて 気分もめいるところへ 昼飯の買出しに近くのスーパーに行ったところ ピザ屋を発見 即効てーくあうと! 苦節成田に来て7年 初めて小民家にてピザを食す うまかった これ 本格的な窯が中に設置してあって 思わず いくらでできるの?聞いたら 窯は100万ぐらいだそうです ほー
しかして 夏はどうするんだろうな と思わずにはいられなかった・・・

 現代美術家 大竹伸朗氏をご存知でしょうか・・ 僕は特にアートというものに造詣あるわけではないのですが その昔 この人の作品を見て とてもおもしろいと思って その後も 何かあるごとに注目してきた方です なにやら 日本の現代美術の第一人者のような有名な方だそうですが・・・実はこの方 まあ 芸術家にありがちな破天荒なえぴそーどはたくさん お持ちなのですが もう 20年も前から とある 離れ小島に住居とアトリエを移して ずっと その片田舎で 作品を作り続けてきたわけです 最初 その田舎に行って 感じたことは (現代美術は都市に依存している)ということだったそうです 用は 田舎に行けば アートも美術もへったくれもなく そこにあるのは 自然と そこに結びついている 第一次産業と そして それ以外のものは何もない世界だった ということを強烈に感じたそうです ふーむ これは 僕がやっている 有機農業 オーガニック というものもある意味 同じかもしれません
 僕のことを支えてくれているお客様は ほとんどが都市に住まれていて 価値を見出し お野菜を買ってくれています 生産現場である この成田の田舎には オーガニック というもの自体を評価したり もっと言えば 農産物の価値を 他の角度から見たり といった雰囲気はありません 
 果てしなく広がる砂漠のような荒野に 水を撒くがごとく 農産物の持つ意味合いは 目の前から消えていくものです・・・・・

 有機農業やオーガニックというものが なぜ この国で広まっていかないのか?そこには いくつかの原因があると思いますが ひとつには 有機農業者自身が 安全・安心といった 主観的な価値に依存して(それを隠れ蓑にして) 新しい扉を開くことができなかったからだと思います そこに 大きな落とし穴があったのでしょう・・・
 僕自身 今やっていることは もちろん 野菜の生産者ではありますが 有機農業者 というくくりに自分が入っていることに 違和感を感じます では 何だろうか?自分のやっていることは?と思うのですが たぶん アートの領域に近いのだと感じています 命ーアートー数字 これらを 同じ視線で見ることのできる領域が 新たな 自分のやりたいこと なのだと思います・・・・(しかして 今週末やってくる台風に戦々恐々としている僕は単なる百姓なわけですが・・・)

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