百姓の詩

埋まる畑 労務者と小学年 

10月26埋まった畑
今日の写真 これは前回のとある畑が埋まった様子 うーむ ・・・ さて 今回の台風はなんとか目立つ被害はなかった ちょっとそれたようでほっとする しかして 雨は例によってがっつり入ったわけで これでまた 作付けが遠のくわけですな・・・・この2週間ほど 全く畑仕事でできてない まあ 僕のみならず 多くの農家がそうなわけで これは 越冬して1月2月あたりには 野菜の品不足は間違いないことだろうて・・・・

 帰りのスーパーにて・・・レジのところで 汚いなりをした労務者風の年配の男(見た目は僕と変わらない)を 体を揺すりながらじっと見ている小学生の低学年の男の子 最近の子供は身なりもきれいで 田舎でも育ちがいい その子供たちが 労務者風の男を見る目付きが 熱い じっと食い入るように見ている 推察するに 今の自分の家庭環境 塾や学校 周辺の大人たちとは違う雰囲気を纏う その男を異質なものとして見ている そして すぐに その表情は 哀れみに変わったのがわかる ・・・もう その年代から 社会とのつながり 自分たちが守られているその世界の外側にあるものを学び始める そのじっと見られている男のすぐに真後ろに立っている僕に視線が移るのが怖くて 僕は下を向いていた・・・・格差 というものが 都市のみならず この日本列島津々浦々にまで 広がっていいて そして 確実に浸透していっているのがわかる 

 中学・高校と スポーツをやるためにだけ行っていた時代 その競技のグループや部活というものに所属していて その中にいれば 自然と人間関係 上下関係 その他いろんなものを学ぶ そして それはどんなかたちであれ 幼い時に そうした自分ではどうにもならない 集団というものを経験することは とても大事だと思う そして 今 こうして 一人で仕事をしていると それが可能なのは むしろ個性なんかよりも 集団や組織というものとの距離の取り方を知っていることが重要だとわかる ・・・だからこそ 一人でやるには 自分から何か動いて 外にでなければいけないのだ・・・ということを 今日の夜 パソコン設定に来てくれた元研修生Tさんと話す ・・・・ふーむ (そしてまだパソコンは完全復旧できず・・電子の世界は百姓には過酷すぎるよ・・・)

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