有機農業

明けましておめでとうございます!泉谷春夏秋冬 何を残せる?

1月2D畑全景
明けましておめでとうございます! 本年もどうぞ よろしくお願い申し上げます ということで年が明けました 我が農園は本日が初仕事 昨日は仕事しようかと思いましたが 大晦日出荷を終えて 家に帰り 寝て起きたらば すでに昼近くでした うう・・・ま 気合が入っていないとこうなるわけですね・・・・てことで 2日が初仕事でしたが(今日の写真これはD畑3反あまり)周囲には当然 誰も動いている人も物もございません 研修生と二人 黙々と仕事します
 田舎は年末年始は本当に静かで 静まり返っていいます 世界が終わったかのようなこの静けさがこの年の変わり目にはやってくるのですね・・・今年は 勝負の年です 新たな展開があります 我が農園は第二の段階に入りました
今後 10年あまり長い旅の始まりとなるでしょう 成功するのかどうなるのかはわかりません しかして チャレンジしなければ何も始まりません 野菜のことなど何も知らなかったあほな若者が 今は農家になりました 今度は 飲食店をやれるのかどうか・・・まずは 1店舗目 これから3年間は その1店舗目に集中していきます 今年はその1年目となります はてさて・・・どうなることやら・・・・どうぞ 今年もよろしくお願いいたします!

 テレビを持ってないので ゆーちゅーぶなどで 先日の紅白を見る もちろん 紅白自体には何の興味もないけども 泉谷しげる が出るとのことで ちょっと見たかったのですね 泉谷といえば 俳優としてのキャリアの方が 世間的には有名なのかもしれないけども なんといっても 稀代のソングライターでもあります 今回歌った (春夏秋冬)は おそらく誰もが聞いたことはあるのではないでしょうか・・・
季節のない街に生まれ 風のない丘に育ち 夢のない家を出て 愛のない人に会う・・・・ こんなに日本の戦後を表した歌詞ってほかにありますかね? どれだけの人が デビューして去っていく業界なのか知りませんが たった一曲ですら 時代に刻み込めたとすれば それは 素晴らしいことです そして 春夏秋冬は間違いなく 人の心に残っている曲だと思います 季節のない街に生まれ 愛のない・・・あんなキャラクターに隠された 彼の時代を詠む冷徹な視線は 大人の男のひとつの見本だと思います (泉谷の兄貴はしかして素晴らしかったね そう あんたの言うとおり 清志朗は死んでないよな)

 形として残る ということは僕のような仕事をしていると 確かにうらやましい ある奇跡の一曲 ある奇跡の一枚 ある奇跡の・・・・映像や音や 何かにひとつの証拠として残るということの素晴らしさと その苦悩・・・ボブ・ディランが 風に吹かれて を歌うことに苦痛以外の何者でもない と公言しているように その記録と記憶を留めた段階で その人のそれからはすべて 陳腐に比べられてしまうことを引き受けるのは大変なのだと思う でも・・・それでも 僕は 正直にうらやましいと思う 今年の大根は素晴らしい 今年の人参は凄いね と自分で思っても それは 形としては残らない そして 万人はおろか 数百人の記憶にも残ることは稀かもしれない ・・・
 ま それが 命 ってことでしょうか・・・お店や農園というものを 後世に残せたとすれば 多少は価値があるのかもしれませんな と まだ 今後何がどうなるのかわかりませんが ちょっと思いますなあ・・・・(仕事で必ず頭にバンダナを巻くのは泉谷の影響なのだと今告白します・・)

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