コラム・百姓から見た世のつれづれ

冬瓜(とうがん) ゆりごころがない人 最強キャベツ農家~言えるかお前!

7月30とうがん
今日の写真 昨年から栽培に力を入れている 冬瓜(とうがん) 収穫適期に入ってきました 我が農園の秋の大事な1品です 今年は かんぴょうもやろうと思ったけども ちょっと時間がなくて・・・来年のチャレンジです このように 我が農園の野菜セットは 今後 日本の伝統野菜 をコンセプトに掲げてやっていこうかと模索中です・・・ま ズッキーニや コールラビもいいけども やはり 気候が合わないと思います・・・てことで まだまだ 今後のテーマです・・・
 
 例の女子高生の事件にて・・・・小説 沼田カオルコ (ゆりごころ) 昨年読んだと思うけど これを思い出しました
この小説には 幼少のころより 人としての何かが壊れている人たちが出てきます そして そうした人たちがどのようにして 今の時代を生き抜いていくのか・・・がテーマとして書かれています・・・たぶん 今の日本には 人として 根本的に心が失われている人が一定数 存在すると思います その 原因は・・・・たぶん とても根が深いものでしょう 僕の感じだと ひとつには 土から離れて暮らしていること 都市のコンクリートや高層マンションなどで小さいころより暮らしていると 生命としての本能のある部分が欠損する気がします そして もうひとつは 部族 というか 昔の村の暮らしのように 多世代に渡る相互的な人間関係がないこと・・・も 原因のひとつだと思います
 そして 今の我々の社会の隅々にまで 何が一番大事なものか?という価値観が お金 というものにすり替わってしまったことでしょう それは 僕ら自身が気づいているレベルよりもはるかに 奥深くまで 浸透している気がします・・・・こうした 心を失った人々を 法律や心理学的現象から判断したところで なんら答えなど出ないでしょう 社会の中に 一定数 こうした人がいる という前提で 僕らはむしろどう生きていくのか ということが突きつけられているのだと思います・・・・(本当の意味で 畑や土いじりが効果があるように思いますけど どうなんでしょうかね・・・)

 今日は出荷日 古民家にて 暑い暑い中お野菜をダンボールに詰めていると ラジオから聞こえてくる・・・〇恋村のキャベツの宣伝だ ああ この暑い季節は 彼ら 高原野菜の独壇場になるわけですな いつも聞いている番組には ゲストで その〇恋村のキャベツ農家の奥さんが出ていました その内容が凄いですよみなさん・・・
 一日のキャベツの出荷数 1万個!!! 一日ですよ!みなさん! 一個 いくら安く見積もっても まあ 70~80円でしょうか・・・そうすると 一日の売り上げが 70~80万円!!! それが 毎日 その季節はずっと続くわけですね・・・(一ヶ月で2400万!フェラーリを1ヶ月で買えるわけです 冬は旦那さんと長期で海外旅行だそうな)もちろん そうした数字は以前から 同じ農家として推察するに知っているわけですが ま 年収が億単位と言われる産地ですから そう 珍しいことではありません ま そう思うと 思わず この暑い中 今日の出荷数で 一日の我が農園の売り上げを考えると 急に暑さと疲れが襲ってくるのですな・・・(これが同じ農家と言えるんでしょうか?)

 以前人から聞いた話ですけど (朝起きて どれだけ疲れていても 今日働いたら 100万入ってくると思えば 頑張れる・・) はい 以前 研修生で僕のところにいた人が長野に研修に行った先で聞いた話です なるほどね~
動機がシンプルだと迷いがなくていいのかもね・・・一度で良いから 言ってみたい 農業とは金じゃないとね!
(言えるか!あ!口腐っても言えるかあ!)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA