新規就農

栗かぼちゃの出荷 失う古民家 冷たい雨

9月4栗かぼちゃ出荷
今日の写真 出荷の始まった栗かぼちゃ 今年はちょっと収穫量が少なかったけども 野菜の品目少なくなってきたので前倒しで出荷 ま 季節ですな・・・
 さて ここ1週間 まったく晴れない 当然 夏野菜は一気にダウン 茄子は何種類もあるけども これで一旦休止
きゅうりもまだ残り3ベッドが大きくならず間が開いたし・・・・ふー これを書いている今も外は雨 なんだか すでに 秋の長雨状態だ なので 9月の1週からは いきなり 端境期用の野菜セットで 1発目の白菜をこれまた 前倒しで出荷 そして 冬瓜と 完全に秋模様の野菜セットとなります どうぞ ご了承くださいませ

 さて 古民家が今年いっぱいでなくなる・・・・大家さんから返却を求められてから 3日・・・正直 まったく畑仕事は手につかない すぐに いつもお世話になっている 高柳家さんにはご報告申し上げて 空いている家などの情報をお願いしたり いくつか 動いてみる ま しかして あれほどのいい条件での 古民家などはそうそう簡単には見つかるはずもない 畑から近く そして 好きなように使えて 出荷やじゃがいもやかぼちゃの保存が可能な倉庫なり 家・・・・この7年 そんな美味しい場所があれば とっくに僕だって見つけている・・・・
 残り4ヶ月で すべてを移動させねばならない と考えただけで もう気分は滅入ってくる・・・これが 新規就農の現実でございます・・・・
 この業界に入り15年 有機農業で商売始めて10年 たぶん 僕などは すでに安定期に入っている有機農家の一人なのだと思うけども こうしたことが起きれば当然 あわてふためくわけで いかに この世界が 脆弱な基盤の上に成り立っているのかが明白なわけですな ま この世界で10年何もない なんてことは 聞いた事がないし
もしたとえそうであっても 単に運がいいだけのこと・・・いつかは 今回の僕のように 何かを失うわけです(それでも農園移転に比べればましだけどね)
 新規就農で今後食べていけるのかわからない45歳以下に 年間150万の助成金を出すのならば 売り上げもそこそこあって安定しているこの我が農園に 何の補助もサポートもない というこの現実・・・(今の俺に援助せずに何が日本の農業のサポートなんだ?あ?)結局のところ 個人の気合や努力や人脈や人間力だけで 切り抜いていけ ってことでしょうけども 痛みでもって満足に動かない左腕を抱えて 正直 しんどいな と思うわけですよ・・・・

 太陽が顔を見せずに 今日も寒い 夜寝るのに 知らず知らず せんべい布団を重ねて丸まっている この雨と寒さとそして 冷たさ・・・・古民家の縁側にしとしとと降る雨は この7年を思い出して 何かこみ上げるものがある
 今までもそして これからもずっと畑をやっていく そして 待っているお客様にお野菜を出荷する 僕がやっているのはただ それだけのことだけども 永続してやっていくことの困難さは それはもう どれだけ言葉を並べても足らんわけですわ・・・・・・合掌

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