有機農業

茄子メイン出る 有機農家の業者出し 夜の潅水シャワー

7月31白丸なす
今日の写真 ようやくメインの茄子たちが出て来た あまりにも遅い登場に非難ごうごうではあるのだけども 今は もう茄子他にないのでありがたくて文句は言えまい・・・・これから 10月までは引っ張りたいのだけども・・・
 
 今日は出荷日 朝から畑で野菜を収穫しているだけでも暑くてくらくらする たぶん 今年最高の暑さ・・・・出荷に使っている ガレージ・・・これまた 暑い・・・よしずかけたり 窓を開けて業務用の大きな扇風機で天井に風を当てているのだけどもあまり効果はない うーむ 人間の体などはどうでもいいのだけども 出荷中のお野菜が大事 冬になったらば 断熱材を内側にはめるか・・・また 金がかかるな・・・
気づけば8月が明日から始まる いよいよ 怒涛の待ったなし作付けが始まる ここから10月までは まじで 全力でいかないとやばい すでに 飯も休憩も何もあったもんじゃない アイスクリーム+ゆんける+百姓としての何か の3つで乗り切ることにする(何かって何?)

 有機農家にも今の時代 いろんなタイプがあって すでに選別が始まっている 僕のようなどこの組織にも属していない 一匹狼というタイプは古いタイプなわけだけども ここらあたりの千葉の北総台地には 石を投げれば 有機農家にあたる というぐらい有機農家は多い そして その大半は いわゆる (業者出し)をしている農家さんです 何十軒かの有機農家さんが集まって 団体を作って 注文を一括で請け負う ま 大半が 有名どころの大手宅配業者さんや 生協関係が多いわけです そして そこでは 大きな組織だと (では今年は人参2ヘクタールほどお願いね)というように 有機農家といえども 大規模栽培になるわけですね そんな有機農家の場合 とにかく きれいに作らねばなりません その意味では 慣行農家とさほど変わりません (いやあ 春の人参が美味しかったですね 評判良かったですよ なので 引き取り価格10円上げようと思いまして・・・)なんてな 連絡が業者からあるわけがありません・・・有機栽培といえど まずは 形・・・そして 虫食いのなさ が一番最初に求められるのですね その業者出しをしている農家さん たくさん知っていますけども その彼らの苦労は 僕とは違って 並大抵のものではありません・・・・そうした業者というのは とにかく買い叩くのですね・・・傍で聞いていて何の関係もない僕が(今から行きましょう その業者殴りに行きましょう!)と 半分本気で言うぐらいです
(あくまでも僕個人の感想ですが そうした安心・安全をホームページにでかでかと詠ってさも農家の味方のような顔をしていますが 味方などとんでもない!搾取じゃねーのか?あ?)失礼しました・・・あくまでもひねた百姓の感想です
 3・11以降 そうした 業者出しという世界は一変したのですね そうです 仕入先は西日本に変わりました そして 今でももう帰ってきません・・・・

 有機農業をやるメリットとはなんでしょう? 自由であること? 自分が楽しめること? 自分で作って自分で売る それが原則として 業者出しをしていて どこまでそれが守れるでしょうか?もちろん いろんな販売形態があり どんな商売をやるにしろ 農業をしていること自体素晴らしいのだと思います ましてや 同じ有機農家としては 少しでも 儲けてほしい そして 思いを遂げて欲しい そう願います・・・・

 夜7時を過ぎて 夜の闇の中にくっきりと浮かぶ月・・・・その闇と月との対比を見ながら 畑で人参に潅水します 夜の畑は静かです 昼の灼熱から解放されて 一息ついているのがわかります 暗闇の中に浮かび上がるシャワーの線形 くぐもった4サイクル潅水ポンプのうなる音 軽トラの荷台に立ってただただ 畑を見つめます・・・畑とひとつになるように・・・・ 

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