新規就農

8月はぴりぴり 天下の・・・18のつぶらな瞳 明日はカフェでお待ちしております!

8月①東京農大
今日の写真 てことで 季節はいよいよ8月に突入 毎年 8月は緊張する 通常の一日と8月の一日とは意味合いが違う とにかくも 作付けを遅らせるわけにはいかない 常にぴりぴりとした緊張感が体を包んでいて 夜中もちょっとした物音で目を覚ましてしまう 熟睡できないわけですな(レオンのように椅子で寝るか手元に草刈り鎌で) そんな8月の最初の日に 若者二人がやってくる まあ 当農園は基本的に見学者や(将来ちょっと農業やってみたいのですけど)的な冷やかしはすべてお断りしている そうしたものにつきあっている時間は今の僕にはない・・・・しかして 今回はまあ 天下の東京〇大(大根持って踊るとこです)の真面目そうな学生だったので
受け入れました なんと こうして日本全国農業の現場に赴いて体験して 単位をもらえるそうな・・・へーそうなんですね・・・

 まあ 農業大学といったところで 今の時代 大手食品メーカーなどへ就職するのが当たり前 以前聞いた話だけども とある学年では ただの一人も実家の農家を継がなかったそうな・・・そんなもんでしょうな というのが当然なのだけども なんと 今回来た二人は (農業を是非やってみたいです!) と つぶらな瞳で正面切って言われた日にゃ お父さんこりゃあ 一本取られちまったぜ!(何の話だ・・・)
てことで どうやら 本気で将来 農業できれば有機農業で生きて行きたい的なことを真剣に考えているようなので ふーむ・・・という感じでした まあ 本人はいいのでしょうが 親御さんのことを考えるにね・・・僕ははっきりと伝えます やめたほうがいいよと・・・・他に仕事はいくらでもあるし どうしても 有機農業でなければならない理由があるのかどうか・・・・そして 何時も言う事ですが 作物栽培 いわゆる僕のようなすべて直販でやっている個人の農家の場合 畑と言う生産にかかっている割合というものは 4割もない 残りの6割が 生産以外の領域で苦労しているのだということです 住む家を見つける 借りた畑の地主との関係性 地元とのつきあいというか距離感などなど・・・・何も考えずに 畑だけやっていればいいのは 後を継いだ農家ぐらいなものです・・・(それでも大変だろうけどね) そうした 人間力 みたいなものが 最終的に生き残れるのかどうかの鍵となるわけです
 なので まあ 普通に考えて常識に照らし合わして プロの農家が離農していくわけです よほどの何かがないと無理なんですな・・・

 しかして 18歳・・・・参るね 孫の世代といってもいいわけだけども 自分が18歳のときには 髪の毛は肩についていたし サングラスをして 蛇の模様の皮パンツをはいてとがったブーツをはいていたわけで できれば そのときの俺に 説教をして欲しかったぐらいだ 18というその若さで 自分の将来に真剣に向き合い 覚悟を決めようとしているだけでも 頭が下がる 頼むから そのまっすぐな気持ちのまま進んでいって欲しいと願わずにはいられない・・・農業なんぞやらなくても全然いいと思います・・(しかして 俺のブログもう5年も読んでいるそうな・・・いやいや 悪影響なんじゃないの?知らねーぜ) 彼らが帰った夕方6時・・・それから暗闇になるまでの8時まで畑にいた へへ・・・軽トラで畑照らしての作業 俺は何時間働けばいいんでしょうね・・・
 明日はカフェ・・・・今日は店主からの報告だと数字が良かったみたいだ ほっとする こうして 農園主が自らカフェに立ちます 何か農業のことや畑の話しなどお聞きになりたい方は是非 お越しくださいませ お待ちしております・・・・

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