今日の写真　昨年の５月の頭に　店のロゴを一生懸命すずりに墨作って何枚も書いていた・・・懐かしいね　こうして　手作業ですべては始まったのですね・・・
　百姓ズカフェが出来て早１年・・・・なんというかあっと言う間だった　今年から夜の営業も始めたけども　まだまだ　浸透しているとは言いがたい　看板出したり宣伝もきちんとせねば・・・と思いつつ　農繁期に入ってしまったので　畑に時間を取られて　今は　月に一回程度しか店に行けていない　店主にまかせっぱなしで　どうにも　サポートできず・・・・うう　

　でもって　４月はなんとか一回だけ　店に寄ることができて　１周年記念の　（春野菜の試食会）なるイベントの打ち合わせ　我が百姓ズカフェを愛してくださるお客様に楽しんでもらえたらな　と思います・・・その後　久々にオーガニック系の店舗を視察　というか勉強ですね・・・〇〇玄米　なるものを売りにしているとても流行っているらしいお店　ランチに行ってみる　なんと！　１１時３０分スタートで少し早く行ってみるとすでに行列が・・・場所は繁華街でもないのに・・・・うーむ・・・並びながら　店の外の看板やチラシ　宣伝文など　写真に撮って参考にさせていただく・・・・オープンと同時にほぼ満席に近い状態で　広い席が埋まる　うーむ・・・あり得ない・・・そして　肝心のランチはといえば・・・・美味しくない・・・・〇〇玄米と詠っているわけだけども　べちゃべちゃで美味しくない　米の炊き方がどう　とか言うよりも　そのように柔らかく炊くことで何かの健康か何かを詠っているのかもしれない　しかして　美味しくないのは間違いない　これは　好み　という嗜好の問題ではなくて　米　という素材の扱い方の問題　用は　米　そのものをどう提供したら美味しくなるのか？　という視点が最初から抜け落ちているということ・・・・
　そして　付け合せの　野菜たちも　漬物も　どれとっても美味しくない・・・・これで　１３００円以上する　全部は食べられなかった・・・・・野菜もオーガニックにこだわっているわけではないようで　近くのスーパーで買っているがごとく・・・・玄米にこだわり　健康にこだわり　その玄米の炊き方講座には毎回予約が殺到するらしいのだけども・・・・いい素材を使って　その素材のあるべき方向性をそのままに生かせば　だいたいは美味しくなる　それが　農産物の持つ本来の力であって　そして　調理とはそうしたものだ・・・と　僕は思っている　しかして　この店のように　最初に　何がしかの思想と言うか考えのようなものがあって　それにあわせて　素材を押し込めていく・・・
吟味は必要ない　結果として　能書きは立派だけど　おいしくないものが出来上がる・・・・

　１２時には　その店は満杯・・・・周囲はその美味しくないべちゃべちゃ玄米をおいしそうにありがたそうに食べているように見える　僕は　大きな声で　この玄米は美味しくない！　と言ったら非国民がごとく扱いを受けるかな　と思い　にやっとしてしまった・・・・お米を卸している生産者さんは　言わないのかな　（俺の米をこんなふうに炊くな！もっと美味しく炊けと！）
　店を出るとき　その入り口の大きなスペースに　レトルトで　〇〇玄米　とおされなパッケージされたものが山積みになって売られていた　そこでわかった！　そうなんですな　なんらかのムーブメントを作って　これを売りたいのでしょう　そのための店舗なんでしょう　ということだと・・・
　店が流行るには　宣伝も必要でしょう　演出も必要なんでしょう　その見せ方・・・それは　もう勉強になることばかり・・・・しかして　あのランチには１３００円僕は払いません　そして　もし知り合いだったらば　厨房に行き　野菜の使い方や農産物に対する敬意を払う事など　伝えたいことは山ほどある　美味しくなくてどうして店が流行るのか・・・・僕には正直さっぱりわかりません・・・・仕掛けなんでしょうか　流行なんでしょうか　チエックのミニが流行るように　１０年後にＡＫＢなるものが　あれはなんだったんだろう？と思うのと同じように　そのように　店をやっていくということなんでしょうか・・・・

　ホームセンターで　筆を買い　墨汁を垂らして　わら半紙に何回も　百姓ズカフェ　書きなぐりました　すべては　そこから始まりました　一生懸命　気持ちを込めて書いたのは忘れません　そしてそれが　名刺のロゴになり　のれんになり　最初に　魂を込めたものです　これから　じっくりとじわじわと　魂を込めていくのですね　店に・・・
それは　畑と同じです　１０年後　２０年後　あのべちゃべちゃ玄米に負けないように生き残るつもりです・・・・負けてたまるかよ