新規就農

最後の白菜 草を刈れ 我が農園の後継者問題その1~余生は

6月1白菜
今日の写真 白菜がいよいよ最後のベッドに入った 白菜・・・日本の野菜ですね 僕はキャベツよりも白菜が好きです 我がカフェでも 白菜はサラダに使ったりしています たしかに キャベツのほうが 汎用性があるかと思いますが 意外に 白菜サラダは美味しいのですね 6月末まで出せたらばありがたい 次は秋になります・・・

 さつまいもベッドを作るべくトラクターを移動していると ベテラン農家さんより声をかけられる なんだろう?と止めると 開口一番 (道路わきの草を刈ってくれ)とのこと うーむ 今回はかなり口調がきつかった・・・有機農業をしている人はたぶんみんな思うだろう 畑の中に薬剤を使わないのは当然だけども 問題は 畑の周囲・・・この6月以降夏の間 何回か草を刈らねばならんな と・・・そう 普通の農家さんは この時期 除草剤をまけば終了
簡単です うらやましい・・・我が農園は 8ヘクタール すべての畑の周囲の草刈をすることは僕一人では実質できません なので どこをやるのか・・・がポイントになります 今回こうして苦情が出て怒られて ああ あそこがそうなんだな とわかります すぐに トラクターを戻して 数時間 草刈に追われます まあ 良くないのですが 肉を切らして骨を絶つ という我が農園の作戦 あまりやっていると 本当に地域から追い出されます 田舎暮らしのこうした地域との付き合い方 というのは どこまで行っても答えはありません 押したり引いたり 時には土下座したり 呪ったり(呪ったらいかん)・・・まあ なんとかやっていくのですよ

 さて 昨日後継者問題を書いたけども 我が農園の後継者もいません・・・まあ 70歳までやるとして あと10年以内には出てこないと 技術の伝承もできません 昨今は 農業をやりたい という問い合わせなどは ほぼ7~8割が女性・・・・うーむ もちろん女性でもいいのですが 女性一人でははっきりいって 我が農園の後を継ぐのは無理です 男女のぺあ または ガテン系の男 でないとおそらくは無理でしょう 
 しかして思います・・・既存の農家さんの多くは後継者がいません でも 自分の代で終わりだと多くの農家さんは思っています 敷地内にサラリーマンをしている息子夫婦の家も建て 孫も生まれてベビーカーを夕暮れに押す幸せに満ちたおじいちゃんの後姿からは 悲しみなどはありません まあ 先祖には申し訳ないけど畑や田んぼの土地はもう勘弁してくだせー 時代だからね・・・・と語っているようです
 翻って 僕のような 縁もゆかりもない田舎の土地で新規就農したよそ者が なんとか農業で食べていくことができるようになり 地域にある程度根を張った・・・・そして いつしか歳を取り おいさらばえていく中で 同じように その汗と涙の畑や田んぼが 後継者がいずに 草だらけになっていく・・・なんというか これは 俺個人の問題でしょうかね まあ もちろん 責任ありますから頑張りますけどもね 余生はチベットの山奥で・・・なんてな願望が出ないとも限りませんわな その時はその時よね 許してね・・・・ 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA