今日の写真　ようやくなり始めた　ズッキーニ　これはＵＦＯ型・・・6月に入り　遅れていた夏野菜がぼちぼちできてきた　春先の遅れをようやく取り戻し始める　今日は出荷日　朝から収穫に追われる　すでに　大根は最後のベッドに突入　白菜も最後の口　キャベツは秋からのものを今出荷していて　春作のみさきは　約１０００個が割れてしまってすべて廃棄・・・（泣く）　もちろん　出荷しようと思えばいくらでもできるわけだけども　売り先もなく　時間もない　毎年　こうしてロスが大量に出る　なんというか何年も抱えている問題なわけだけども　最近はいろんな意味で　疲れきっていて解決する気力がすでになくなりつつある・・・今日は暑かった　夏が来ますね　その前に梅雨だけども・・・

　週に一回定期的にお手伝いに来ていただいている女性　Ｙさん　本当によく働いてくれて助かる　一緒に最後のかぼちゃを植えていると　（めちゃくちゃ仕事のスピードが早いですね！）　と言われる　ふーむ・・・そうなのか　まあ　50歳になった今の僕の仕事のスピードはかつての7割程度　たぶん　成田に来た10年前の半分ぐらいかもしれない　今はもう足がうまく曲がらないので　動きも遅く　自分にイライラすることも多い　あと　10歳若かったらば
農園運営も全く違った形になるのだけどね・・・・寄る年波には勝てない

　昨夜　いつものようににわとり村さんに卵を引き取りにいく　おかみさんが出てきてからあげ挙げたからよっていかないかと誘われる　まだ　晩御飯も食べてなかったし　寄りたいのは山々だったけども　明日出荷なので今晩は午前様　場合によってはほぼカンテツ　なのですいません・・・とお断りしながらの　立ち話・・・にわとり村さんは　卵を作り続けて早40年・・・老獪　なのですね　僕が成田に来て成功したひとつの要因は　このにわとり村さんの卵を扱えた事　美味しいのですね　この卵を食べたらば他のは食べられません　僕の宅配のお客様も　気に入って　2パックとか注文される方は多いです　我が　百姓ズカフェでも　この卵だけを目指して買いに来る方も最近は増えています・・・しかして　すでに　年金をもらう年齢になり　前にもこのブログで書いたけども　後継者はいません・・・まったくもって深刻な問題です　そして　おかみさんのはなしぶりからも　あと数年・・・もしかして5年ないかもしれないような感じです・・・我が農園にとっても　死活問題です　息子さんはいて　海外留学をして帰ってきて一緒に住んでいるけども継ぎません　理由は　休みがないから・・・・思わず　おかみさんと顔を合わせて笑いました・・・我が農園にも休みなどありません　そうして　働いている第一次産業の現場はいくらでもあります　しかして　苦しみだけではないのですね　その中にもなんらかの喜びやほっとする瞬間はあるのですね・・・（一般の方からすればいつの時代の話だと思うのでしょうね　今問題になっているブラックなんたらなんてかわいいもんです）

　今年　僕が住んでいるこの地区の町内会に入りました　４０数件の部落で　農家は40件程度　そして　あと継ぎは当然ゼロ　僕が年齢的に一番若いのですね　一年経つごとに耕作放棄される田んぼや農地はどんどん増えていきます　利益がなくてやめるのは仕方ないのかもしれません　しかして　にわとり村さんみたく　取引先も充実していて　売り上げもしっかりとあります　経営にはなんの問題もありません　でも　後継者がいません・・・・なんともったいないことでしょう　いったい日本の若者は何をやっているんだ！　と正直　地団太を踏みます　我が農園も　これから　後継者を探さねばなりません・・・本当に頭が痛く　考えるに　悲しく　そして　虚しさを感じますな・・・
　（我が農園もスタッフ絶賛募集中！農園主はたしかに何かが大きく欠落した人間ですが　優しく優しく教えますよはい！嘘じゃねーぜ！あ？！いかんいかん・・・・）