自然や生態系

そうめんかぼちゃ出荷 日常のおり 梅雨にて流れ

6月14そうめんかぼちゃ
今日の写真 そうめんかぼちゃの出荷が始まった これから かぼちゃの連続出荷が始まる いつまで? 来年3月まで・・・・まあ 絶対にどこかで途切れるけれども 毎年 パーフェクトを狙うのさ・・・

 緑が濃い 雨がざくっと降って 気温が上がる さすれば自然は獰猛になって勢いを増していく 軽トラを運転しながらその迫り来る緑を見てると 圧倒される そして 思うのよ 負けちゃならんぞ と・・・自然を愛でる なんてな上から目線をかませることができるのは 自然と関係のない暮らしをしている人の話し 百姓はつねに戦いを挑む立場なわけで そして常に挑戦者であって しかも結果はおのずと明白 1ラウンド毎回持ちませんわな 毎度ぼこぼこ 近年は目に見えない 放射能まで降ってくるわけでね そんなパンチはよけようがない・・・・

 少しでも違う農道を走ることにしている なぜってそれは毎日 同じ道で畑と家とを往復する暮らしをしているとやはり 煮詰まるからです 少しでも 違うものを見たくなるからです 同じところをぐるぐるぐるぐる回って 10年が経った だから そこには 百姓としての あく のようなどす黒いなにかがたまるわけです・・・そして それはいつしか 僕がかつて 農業を始めたときの原点のようなものを 塗りつぶしていくんです だから 時に意識して思うのです (俺はお野菜送っているお客さんの 生活の一部を担っているんだ だから それは意味のあることだ 誇りをもっていいぜ!)と・・・ 
 毎日 電車に揺られて 会社勤めをされている方もある意味同じなのだと思う 自分がどこにいて 今なにをしていて それにどんな意味があるのか・・・時にわからなくなりますわな たくさんの人と仕事で出会っても 特に自分の内側に何かが残るようなことはなくなっていくのかもしれません・・・・僕も土や畑に触っていても 自分の何かが磨耗していく感じ 日常に溜まるそのおりのようなものが 誰もいない畑に日光が登るときのような新鮮な感じを邪魔するのですよ まったくもって 日々の暮らし 日常ってやつはやっかいです・・・・若い頃は それこそ 毎日が (ヘイ!今夜もぱーりないと!)的なこともありましたが 今はむしろ 毎日が同じ日常で 非 というものはどこにも存在しない暮らしです そして どうやったらここから抜け出せるのか と 畑をやりながらいつも考えます 電車に乗って 店であるカフェに行くのか・・・それも一興ですが 仕事は手を抜けない・・・・そして いつも答えは 農作業の中に 入っていくしかないのですね 労働がいつも僕を待っています 瞑想のように労働をしてそこを抜けられないのか いつも そんなふうにして 持ちこたえているのですね・・・・
 
 6月の雨 梅雨の雨は 普段よりも重量も重く 下半身に響くように降ってきます 雨の中 畑仕事をすると 最初こそいやな感じはありますが 途中から 濡れることに慣れてきて そして 最後はどこまでも濡らしてやれ と思います そう 日々たまるそのおりを 全部流してくれと思うわけです 天から降ってきて最後は そのおりを染み付けて大地の隙間に入っていく へへ 俺の畑に俺のエキスが入っていくぜ・・・なんてなことを思う
 なまじっかの肥料よりも濃いぜたぶん・・・

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