新規就農

青空・・・・有機農業の課題はスタッフ 最初の3年が勝負です

10月6青空
今日の写真 ここ数日 素敵な青空が続く 日中はそこそこ暑い ま すでに時遅しだけども・・・9月に晴れて欲しかった・・・・

 さて この秋から専属スタッフになる予定のYさん 住まいなども一緒に不動産屋と打ち合わせなどして 準備を進める たぶん 僕が以前住んでいたアパートになる予定だ 田舎暮らしに必須なのは 車の運転 彼女はペーパードライバー まあ 仕方ない 都市に近い場所だと電車でほとんど事足りる 早速 直売所の隣の大きな駐車場で 僕の箱バンを運転して練習する 引っ越す前にある程度車の運転ができてないと 自分のアパートから僕の家までさえ来れないわけで それが急務だ この冬からスタートするにはわけがある 冬場はまだ 仕事量が少ない 12月 1月は実質夕方は4時で終わりだし 労働時間も短い 体を慣らすにはちょうどいい 2月からのじゃがいも植えが始まって その年の作付けが本格化して 3月 4月とどんどんと忙しくなるので それまでに 車の運転やら 体力などを維持しておくことが大事なのですな・・・

 有機農業の課題はいくつかあるのだけども 現時点では多くの個人の農家では 研修生 そして給与を払ってのスタッフという問題がある 用は 夢を持ってやってくるはいいのだけども せっかく教えても 2~3年で辞めては 教える側に負担が大きすぎる その意味で 雇う側の農家が将来 どんな形を目指すのか をあらかじめ決めておく必要が出てくる きちっとした 法人化をしていくのか はたまた 奥さんとの細々とした 家族的なものを目指すのか・・・それにより 人数やその農家の形が決まってくる もちろん 売り上げなどからくる数字も限定されてくる 最後まで一人でやる となれば おのずと限界はすぐにやってくる(僕のように・・・)
 誰もが知る 大手企業が 農業に参入 という記事がここ10年の間 いくつ踊ったろう そして結果 ふたを開けてみれば 撤退 の二文字 昨日だったか 東芝が 24時間体制のクリーンルーム内での照明を生かした レタス栽培から 全面撤退 の記事が載っていた・・・もちろん それぞれ事情は異なるとは思うけども 最大の問題は 設備投資と 人件費・・・・考えても見て欲しい そんな大手企業で現場の人間に 一人 いくら払うのか? 一日
8時間働いて 5000円 とはいかないでしょう・・・他の部署とのバランスもあるでしょう 当然 人件費がかさむわけです そこのところ わが農園のように 生産 販売 広告 そして 経理 総務? 各分野をすべて一人でやっているわけです 単なる見せ掛けの黒字になっているに 過ぎません 労働時間やら 心のケア(そんなもんあるかよ) 人権など本人自ら放棄してやっと成り立っているのです 世間的な常識を 今の有機農業という世界に当てはめて いったい どれくらいの農家がまともなものとして成立するんでしょうか?(我が農園は どこをどうとってもアウト!です・・・てかまず俺がね・・・問題なのさ・・はは)

 さて 10月に入り ようやく秋らしい空を見た 青空はいいよね サンダンスを踊りに 北米のひたすらまっすぐな広大な道を駆け抜けた時のあの青空 視線は自然と上を向き 将来を考える 来年は 専属スタッフが入って 我が農園も変わっていくでしょう 僕も変わると思います 1年 2年 3年 最初の3年が勝負・・・まずは 畑 をしっかりとやること すべては そこからになります・・・

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