今日の写真　右からビタミン大根　黒丸大根　そしてあやめ小かぶ　みんな小ぶりだけども　3種類そろい踏みでの出荷なので　この量でもＯＫかと・・・この秋冬は　まずもって野菜の調子も今ひとつだけども　自然　というのは　恐ろしいもので　回復するのですね　なので　ようやくブロッコリーも出来てきて　こうして大根も復活傾向にある
ほっとします・・・卵の数制限も解かれて同じく復活してそちらもほっとする　だんだんと冬になり　朝晩はいよいよマイナス気温に突入　育苗ハウスも完全密閉して　春野菜の種まきも本格化・・・季節はぐんと進んで　冬がやってきました・・・12月　今年最後の月です　みなさんは　どんな年でしたでしょうか？

　なんてな懐古趣味を言ってる場合ではなくて　我が農園は今　農繁期かと間違うぐらい忙しい　連日ユンケルを肉体に注入してこの難局を乗り切るべくがんばっている　ここ数ヶ月毎回の出荷の度に　お試しセットの注文があったのだけども　次回で久々にない・・・今年はよく頑張って出荷したなあ　と思う　おかげさまで　この12月が最高売り上げとなった・・・ありがたいことは間違いないのだけども　出荷がなかなかに厳しい　出荷日の前日の　月曜日と木曜日は　だいたい　ほぼ徹夜に近い　前日は寒い寒い出荷場のガレージで10時ぐらいまで荷物の梱包に追われてそれから母屋に戻っての出荷伝票作成・・・夜中までかかると寝るのが怖くなり　なんとか眠い目をこすって朝畑に行き　野菜を収穫する・・・というペース　週のうち　2日が徹夜になると　体の回復がなかなかできない　５０を過ぎて　肉体の限界が日に日に無理が利かなくなってくる　・・・・うう　てことで　今日のヤフーニュース・・・　建設大手　大林組　にて　建設現場専用のロボットスーツを投入　と　あった・・・・おお！いよいよですな！
　腰への負担軽減を図って　簡単に装着するタイプのようで　作業が１・5倍増しだそうだ　いいですな　早く　肉体労働に従事する世界へ普及して欲しいと思う　まあ　農業は一番遅いと思うから　軽く10年以上かかりそうだけどね・・・しかして　30年経ったらば　そうした単純肉体労働は　すべて　ロボットが行うようになるだろう　車は自動運転　そうなったらば　僕のようなアホな肉体労働者は　ロボットとの競争となるだろうか・・・ま　その時はじじいだろうからね　杖でロボットの頭叩いてやるさ・・・

　成田にやってきて　ちょうど10年が経つ（ちょうど10年前の2006年12月はトラックを運転してましたな）・・・なんというか　なんとも言えない気分だ　もちろん　我が農園は　未だにサバイバル　今年また畑を2枚ほど増やす　１０ヘクタールが見えてきた（完全にいかれてる）　今はまだ　高速で動きながらの振り返りなので　腰を落ち着けてみてないのだけども　あっという間だった　農園移転に３・１１　カフェオープンなど　項目は盛りだくさん　畑は何倍にもなり　顧客も増えました　たぶん　周囲から見たらば　成功したプロの専業有機農家　と写っていると思うけども　内実はそんなものからはほど遠い　吹けば飛ぶような存在なのは間違いない　どこまで行こうが　常に　足元は危うい　それが　新規就農というものです・・
　今から10年後（６０ってか！）　もちろん畑はあるだろうし　我が農園はますます頑張っているとは思うけど　僕自身は　どこにいるのかは分からない　まだ　現役で畑をやっていると思うけど　たぶん　他に何かをやっていると思う　それは間違いないと思う・・・てことはだ　有機農業　というのは　あくまでも　前提に過ぎない　ということです　そう　これからが本当の本番　なんと！今までがリハーサルだった・・・と思うとがっくりくるけども　まあ　ようやくこれからが　真打ち登場ってことで　自分の真価が問われるような気がします　田舎で有機農業をベースにいったい何をやるのか？　そう　ようやくここまで来ました　ようやく20年かけてスタートラインに立っている気がしますよまじで・・・来年は今まで以上に気合を入れていきますよ！