『旬の有機野菜セット』

さつまいも べにはるか サイクルロードレース・・・アシストの誇り

12月13さつまいも
今日の写真 ようやく全部ほりあげた 後半戦さつまいも べにはるか・・・後半戦だけで100コンテナ程度収穫できてまずまず・・・今年の冬は ヤーコンがだめだったのでこのべにはるかでしのぐ このべにはるか 何といっても味が好い うーむ・・・・まあ こうして 芋として出荷しているだけでは もったいないので なんとか店でもスイーツなどの商品開発ができないかな と考えている 幸い 我が百姓ズカフェは 厨房が広い 自前でチーズケーキを作っているのだけども さつまいもをなんとかヒットさせられないかな と思い ちょっと構想を練ろうと思います・・

 自転車ロードレースを見るのが好きだ 有名なのは ツールド・フランス・・・これは一般の人でも聞いたことがあるかもしれない もちろん 一日のレースは5・6時間かかる長丁場なので 10分程度のダイジェスト版しか見れないのだけども この自転車レース 基本は個人のエントリーなのだけども 実質 チームスポーツになります 9人前後のチームで それぞれ エースを勝たせるために作戦を練る どれだけ実力がある選手でも 先頭に立って走ると 風圧ですぐに消耗してしまう それを避けるためにみな 隊列を組んで エースを守りながら走るわけです・・・エースを助けるために走るのをアシストと呼びます アシストは序盤から自分の限界が来るまで必死になってエースのために走り 途中で力尽きて 先頭を交代していきます そのようにして 一人また一人アシストが脱落していき レースの最後にエースが登場して エース同士の争いになります もちろん 名前が通っているエース同士の戦いもおもしろいのですが 僕が好きなのは 名もないアシストの貢献度です エースが落者して自転車から転げ落ちるとすかさず 自分の自転車を与えてレースに戻す その時に エースのスパイクが破れたりすると その破れたスパイクをアシストがすかさず口に加えて 手で直しながら 一緒に走るのです 汗にまみれたエースのスパイクを何の迷いもなく口にできるその覚悟こそ プロのアシストの鑑ゆえんなのです・・・
 時に エースの調子が一向に上がらず チーム監督がエースを降格 調子の良いアシストをエースに立てることがあります そのときには 前日まで王者のごとく守られていたエースが 自らを犠牲にして先頭を歯をくいしばって走ります 時に残酷でもあり ドラマが生まれる瞬間です そのようにして 20日という長い期間 場所を変えてレースを行うのがサイクルロードレースなのです・・・・普通の人ならば けっして自転車に乗っていることすらできない 激坂30度(ほぼ直角かと思えるほどの坂)のところで アタックをかけあい 体力をけずりあいながらゴールを目指すこの過酷なゲーム・・・マラソンは個人競技ですけども アシストとの協力 チームや監督との作戦など 多分に人間模様が反映されるこの競技には 毎年 多くの悲劇とドラマが生まれるのですね 
 最後の表彰台に上るのはいつも エースだけ けっして日の当らないアシストたち・・・・たぶん 日の当らない有機農業というものに重ねているのかもしれない・・・・それでも 引退していつか 自分の子供に ツールドフランスの王者を引いて走ったのは俺だ と自慢できると考えると 勝手ながらうれしく思うのですね・・・

 

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