新規就農

いつも思っているのさどこか遠くへ・・・・農家にとってのマルシェ 是非1Q84の続編を!春樹氏!

1月12マルシェの案内
10代の頃は どこまで遠くへ行けるのか? に関心があった 誰でもそうだと思うけども 重くて重くて苦しくて醜い自意識を抱え込んだまま 20代になり 田舎を離れて世の中に出て行く あの頃見えていたものは いつも何かバイアスのような霧がかった白黒写真のようで 深い穴倉の中から世の全てを見ていたのだと思う 常に思うことは ここでないどこか こんな場所ではないどこか遠くへ行けば 俺は単なる石ころではないことを証明できるはずだ・・・・(はは 持て余した自意識が辿り着くところはだいたいそんなところさ50になればみんな石ころだとわかるのさ) いくつかの経験をし いくつかの出会いがあって別れがあり 場所も転々として でも その都度やりたいことをある程度やりたいようにやってきたように思う 裏切った事もあれば 裏切られたなと思うことも当然ある
 住む場所もいったい どれぐらい変わったことだろうか 数十に登ると思う 億円単位の住まいに住んだ事もあるし 堅気でない人と暮らした事もある(それはそれでおもしろいけど最後はやっぱり哀しみしか残らない) ほぼ毎晩出てくる幽霊と一緒に暮らしたぼろアパート(家賃6000円4畳半しかも1年滞納したさ)・・・・
 でも 結局のところ 帰っていく場所に帰っていくことになる それも旅なのだろう・・・・自分が育った同じような田舎でこうして 今も寒さに震えながら暮らしている 田舎を出て 30年 いろんなことをやったと思うけど 元の場所に戻ったように感じるのはなぜだろう そして 今でも思っているのさ 相変らず ここじゃ終わらないさ とね・・・(何の成長をしたと言えるんだ?あ?)

 今日の写真 これはなんとかマルシェとかいう案内状 有機農家をやっていると メールや郵便などでこうしたものがやってきます 今はもう一切こうしたものには出ないのだけども 昔はよく出ました でも 最近のは本当にひどいね 今回のはなかなかのぼったくりマルシェの案内だったので紹介しようと思いました 参加費は 1万円!おお! もちろん交通費など出るわけもないし 当日余った農産物のことなど 一切言及はない テーブルの貸付け 1万円! パイプ椅子 一個300円! おお などなど・・・協賛にマスコミがついていて 描いている枠組みがでかい 当然 行政も絡んでいて動いている金も大きいようだ そうなると 個々の出展者のことなどかまってはいられない かもにされることうけあい・・・・我が農園専属スタッフ Yさん 一瞥して一言(マルシェって 農家にとって何でしょうか?) はい いい質問です! マルシェとは 主催者にはメリットがあります 当日 集まってくる消費者も天気が良かったりすれば いいひまつぶしでいいでしょう でも・・・出店する 農家の側のメリットは果たしてどれぐらいあるでしょうか? 売り上げ? 消費者とのコミュニケーション? 定期便へのご案内? 独身男女には出会い?(普段いのししぐらいかも?) 前日から準備して 朝早くから農産物の袋詰めを行い 高速使って眠い目をこすりながら 初めて行く都会の場所へと汚い軽トラ飛ばしていく いくら売らねば赤字だと思い ひきつった笑顔をさらしながら 立ったまま一日を終える 余った野菜は明日畑に行って捨てる・・・うう 疲れた 交通費 ガソリン代 売り上げ などなど・・・赤字だああ・・・それが マルシェというものです 帰りの駐車場に車を取りに行く道すがら 自分の農園のチラシが捨てられている それが マルシェなのです・・・(でも 普段売り先なければ出ざるを得まい 成功すればそんなことしなくてもいいのよ)

 2月に待望の 村上春樹氏の新作長編が出るそうな・・・それは楽しみだ しかして 1Q84の続編って書いてくれないのかな? 実は俺ならばこんなストーリーで行く という案があって是非 照らし合わせたいのだ・・・・
うう・・・

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