コラム・百姓から見た世のつれづれ

ハウス3棟目完成 自分を扱わないー自分を扱う 70年経って今

2月6ハウス3棟並ぶ
今日の写真 ハウスが完成(一番手前のが今回のです) これにて ハウスが3棟並ぶことになった ま 小さいものだから そんなにたいしたものではないのだけど これで 我が農園はまた一歩前進した 今年の冬はもう一棟建てる予定だ そして もう数年したらばだ ストローベイルハウスでも 土壁ハウスでもなんでもいい 畑の脇には 究極のエコ的な ムーミン谷に立ってそうなかわいいおされな 休憩所的エコハウスを建てようかと思っている ・・・そこで 太陽光発電を実際に行い 電気を自分で作って そして 東電に電話してやるのさ (お取引を中止したく電信柱抜きに来てください!)とね・・・・実際は そう簡単にはいきませんけどね・・・

 (自分を扱わない)・・・・70年前 この国では 自分を扱わない ということが前提でした・・・すべては 天皇陛下のため 天下国家 神の国 お国のために自らを捧げる ということが尊ばれて その前では 個人の趣味や嗜好等 は考慮されなかったわけです 戦争に敗れアメリカがやってきました  そして70年経った今 わが国は (自分を扱う)人であふれかえっているわけです 自分を中心に世の中を見て 自分を中心に人生を考え 自分に合うように周囲を動かしていくことが 生きていく ということになりました 自己実現 というものもそうでしょう 24時間死ぬまで働け という創業者と 社会を否定して自分の趣味の世界だけに没頭して生きていく引きこもりオタク 根っこは同じ どちらも 自分だけを扱っているのです 70年かかって この国は まったく正反対のベクトルの極にまで達したように思います・・
 自分を扱わないー自分だけを扱う これ どちらだけでもうまくいかないーこの両方の間 中庸の道を探る ということが大事なのだと思います 僕がネイティブアメリカンから 学んだことは 自分を扱わないということでした
それは大変なことなのです・・・・ 酋長は言います( 世界平和の為に踊れ) (空を見上げて祈れ 自分の周りにいる人のために) 自分のためには 4日間飲まず食わずでは踊れないのですよ人間は・・・他者の為に あるいは 何かの為に成そうとするときに 人は力を得ます ただ・・・その力を その力の方向性を間違えるに70年前と同じことになります 民主主義 というものが 大きな権力から個人を守るという意味合いであるのならば それは正しいのでしょう しかして ある地点から その個人がすべてを支配することが 是 となるのであれば それは越権でしょう どちらも 大きな落とし穴があり どちらにもメリットとデメリットが存在します 

 (自分のことは扱わない ただ それは何かの大きな人為的な力の為ではない 私が基軸とするのは 自然であり 生態系である その力に委ねます) そうした生き方や態度 を 表明することが大事なのだ と僕は思っています・・・・

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